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32日目 ドラマ

最近TVerで「古畑任三郎」が見れる。

「古畑任三郎」は私が中学〜高校の時にリアルタイムで見ていた。

当時私はミステリードラマを見漁っていて、「古畑任三郎」を見る前に「刑事コロンボ」を見ていたので当時は和製コロンボと思って楽しみに見ていた。

今改めてみると、当時は気にしていなかった言葉のやり取りに驚いてしまう。

古畑は物腰柔らかく相手に接近し、言葉の矛盾に敏感に気づいていく。そして、素知らぬ顔でその矛盾をさりげなく伝え、さらなる矛盾を引き出していく。

犯人は自分を守るために嘘をつくが、取り繕う嘘は犯人をどんどん追い込んでいく。このやり取りの高度さ驚嘆するのだ。しかし、古畑は犯人に対してリスペクトすら感じさせる関わりがある。その証拠に犯人を追い詰めたあとに自分の歯の治療をお願いしたりする。時に失礼な言い回しで怒られることもあるがそこが魅力に感じられる。

他にも、今見ると当時しか出来ないトリックがあるのも魅力の一つだ。その多くはケータイというものがないからこそ出来るものでもある。

そう思うとケータイの便利さは、不便さから生じる人の知恵(ユニークさ)を失わせた。一方でケータイがあるから出来るトリックもあるのでものは言いようでもある。

さあ今日も仕事終わりに「古畑任三郎」を楽しみます。

心理カウンセリング新潟
https://counseling-niigata.com/

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