会社を辞めました。東京を離れて、春から北海道に行きます。
タイトル通りでございます。
会社を辞めました。
東京を離れて、春から北海道に行きます。
北海道のみなさま、お世話になります!!
改めて自己紹介をしますと、こんな感じです。
・北海道釧路市出身
・大学進学で上京、法政大学現代福祉学部に入学
・中山間・農山村地域の地域づくりの勉強をする(座学&現場でフィールドワーク)
・保険会社に法人営業として2020年4月新卒入社
・並行して、一般社団法人ドット道東・市民団体クスろ SNSの中の人になる
・2021年3月末日で保険会社を退社
地元である釧路や北海道での動きにアンテナを張りながら、営業OLをしていました。
地域の動きが気になりだしたきっかけや、どうして退社を決めたのか、なんで北海道なのか等々書いたので、よかったら続きも読んでください。
(大学時代に、そのあたり諸々録って頂いた音声コンテンツがあります。文字が苦手な方はよかったらこちらをどうぞ。SUPERSAPPOROBROS より)
地域の動きが気になりだしたきっかけ
生まれてから高校卒業まで、ずっと釧路にいました。
高校の頃の写真を見返したら、友人と謎のポーズをとってました。
子どもが好きだから、将来は幼稚園の先生になりたいな~とぼんやり考えていましたが、
高校の政治経済の先生が「道内か道外か迷うなら一度広い世界をみてきた方がいい」と授業中に言いまして。
それを真に受け、関東の大学に目を向け始めました。
二転三転して進学先が決まり、法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科に入学。上京しました。(学科名が長いので、学部生は福コミュと略して呼んでいます)
キャンパスが多摩だったので、学生時代は八王子市の高尾に住んでました。高尾山の標高は599mなので、TAKAO 599 MUSEUMというのがあります。
当初の入学理由は、社会福祉士を目指し福祉分野を学ぶためでしたが、2年生から、地域づくりの分野に進みました。
2年生の履修選択のときに、「このなかから釧路を盛り上げてくれる人が出てきたらおもろいな~」
と、政治経済の先生が授業中に言ってたことを、また思い出しちゃったからです。
(政治経済の先生は、いつも本当のことを教えてくれるからめちゃくちゃ信用してました。)
この言葉を思い出したのが、地域が気になり出した最初のきっかけだと思っています。
大学の授業を受けるなかで、地元で地域づくりに関わっている人や活動をレポートにおこす課題がありました。
調べるうちに行きついたのが「市民団体 クスろ」のホームページ。
ユニークでポップなイラストと、私の知らない釧路の情報やイベントが載っていました。
地元に対して特別思いが無かったその時の私にとっては、クスろの存在を知ったことがとっても刺激的で、「私が知ってた釧路は、生活圏内だけだったんだ」と気づかされました。
この気づきが、もう1つのきっかけだと思っています。
地域のプレーヤーとの出会い
クスろの動きをネット上でみていると、道東で地域に根付いた動き方をしてる人が、他にもいると知りました。
なんと自分と年齢が近い20~30代。私も混ざりたいと勝手に思っていました。図々しい。
そんななかで「一般社団法人 ドット道東」設立のニュース。
そしてそのドット道東が、クラウドファンディング「道東の点をつなぐ、アンオフィシャルガイド「.doto」を出版したい!」を立ちあげました。(2019年9月30日~11月30日)
リターンの中には、ひときわ目立つ「『.doto』制作お手伝いプラン」。
(これだ…!!!)と心の声。
でもお手伝いできるスキルなんて何も持ってないな…?と一瞬我に帰りましたが、「ただのにぎやかしなど、できるお手伝いで構いません!」の一文を見て、やっぱりやることにしました。
その数週間後、ドット道東が東京で「リトルドートー」という名のイベントをやると告知。(2019年11月末に開催)
大学のゼミの先生が「会うことはとっても大事」と何度も教えてくれていたので、参加することにしました。
このときすでに大学4年生秋。新卒入社する会社が決まっていましたが「このまま進んでいいのか?」という葛藤がありました。
本当は地域に根ざしたことを仕事にしてみたかったし、正直言って、入社先はめちゃくちゃ入りたかった会社ではなかったからです。(書いたらやばいかな)
就活がうまくいかず焦っていた中で、新しい業界に目を向け受けた1社目で内定ゲット。そこで燃え尽きました。
イベント中にその思いをいろんな方に打ち明けてみると、「1年だけOLのコスプレをやってみたら?」というアドバイスをもらい、会社でまず1年頑張ることをそこで決めました。
(photo by タニショーゴ)
余談ですが、イベントの数日後に突然、ドット道東代表たくろうさんから「おつかれさま~!いきなりなんだけど、Twitterって得意?好き?笑」とメッセージを受信。
これがきっかけで、ドット道東の公式Twitter中の人の1人になりました。(2019年12月)
気づけば1年以上中の人をやっています。時の流れが早い。
OLコスプレのはじまり
無事に大学を卒業し、コロナ禍の中で入社しました。(2020年4月)
例年とは違う形での入社と研修に、上司たちもバタバタ。新卒の私も何がなんだかよく分からないまま2ヶ月の研修を終えました。
研修はずっと在宅だったので、合間合間で、近所の桜並木をずっと散歩してました。
夏になり本格的に営業活動が始まると、組織や上司たちが掲げる数字に対する予想以上の執着に、疑問が止まりませんでした。
「私、別に数字のために働きたいわけじゃないんだけどな〜」
ここで疑問が浮かぶことが営業職にとって致命的なのはわかっていましたが、それでもモヤモヤが消えることはなかったです。
そんななか、リトルドートーで顔を合わせた人たちは動きつづけていました。
例えば、SNSの中の人としてかかわっていたドット道東はというと、
アンオフィシャルガイドブック「.doto」が6月についに発売。
各方面の新聞に取り上げられ、たくさんの方から感想も届き始め、本のお取扱店が増え、8月には新カバー募集企画も始動。
そして9月、新コンテンツ「#道東ではたらく」が始動。同時期に、公式インスタも立ち上がりました。
10月には、日本地域情報コンテンツ大賞にエントリーをし、地方創生部門にて最優秀賞(内閣府地方創生推進事務局長賞)受賞。
情報量がすごい。お知らせ過多。
書ききれてない動きもたくさんあります。
地元やその周りの地域で、こんなに前向きな動きがあることがとっても刺激的でした。
気づけば私も、やっぱりその動きに混ざりたくなっていて、「20代のうちには北海道に戻りたいな」と思うようになりました。
OLコスプレのおわり
身体に不調が出てくるようになり、気分が落ちることが増えた頃、北海道で活動されている方から「春から一緒に働く人を探している。」と連絡が届きました。2021年1月のことです。
嬉しかった。
これは行くべきだと直感的に思いました。
でも一度冷静になって考えました。
ビビリ人間なので。
新卒入社をしてまだ1年も経っていない
東京には大好きで大切な人たちがいる
ましてやコロナは落ち着いていない
5年間過ごしてきた生活環境も大きく変わる
けれど、
やらないで後悔するのはしたくない
の気持ちが消えることはありませんでした。
なにより北海道には、追っていきたい、私がこんなこと言っていいかわからないけれど、一緒に頑張ってみたいと思える人たちがたくさんいます。
そう思える方々に23歳で出会えた私は、幸せだなと気づきました。
(photo by はらちゃん)
が、それでも石橋を叩きまくって渡るかどうか迷うのが私です。ビビり人間。
最後の最後に友人に相談してみると、
「東京に残るか、北海道に行くか、どちらを選んでも何かしら後悔はすると思うよ。」
と言ってもらえて気持ちが固まりました。
会社を辞めて、北海道に行くことを決心しました。
余談(?)ですが、物事を続けていく中で「やばいキツいもう無理…」が3回きたらそれ以降続けていくか判断するようにしています。
この3回が、入社してからもう3回来ちゃったのも大きいです。
(これで吹奏楽は小中高10年間、大学のアルバイトはミスタードーナツで4年間やっていました。わりかし長続き。)
ちなみに「会社を辞めたいです」と言った日から決着がつくまで1ヶ月、引き止めには5回遭っています。ご参考までに。(なんの)
これから何してくの?
北海道のどこで何をしていくかは、内緒です。
嘘です。道東のあるところで働きます。
ちょっと落ち着いた4月末か5月にまたお話しようと思ってます。
(なんとこれから車の免許を取るんです。まだ取っていなかった。)
地元のことや地域の動きをみていて気付いたのは、私の原動力は「私の周りにいる大好きで大切な人たちがどうか楽しく幸せに生活してほしい」という気持ちです。超平和主義。
知人友人に春から北海道に行くことを話すと、幸せなことに誰からも否定されず、いいね!ありさに合ってるね!応援する!の連続でした。
ちゃんと意見するときはする人たちでもあるので、私は最高な人たちに出会えてるな~と思うわけです。
一方で、北海道に対して、何もない・私たち世代が楽しむ場所とかあるの?などなど、後ろ向きなイメージを持っている知人友人も少なからずいます。
だからといって後ろ向きなイメージに対して違うよ~!!とガンガン言いたいわけではなくて、「こんな一面もあるんだよね知ってた?一緒に楽しみたいな〜」のテイストでいるつもりです。
大好きで大切な人たちと一緒に楽しく笑って生きていきたいので、そのために頑張ります。
私がこの選択をしたからこそできる経験をいっぱいして、力をつけて、次は私が大切な人たちの力になりたい、恩返しをしていきたいです。
その術として、今までやってきたSNS等を使った情報発信を活かしたことや、もちろん現地でのアクションも起こしていくつもりなので、情報発信や人力が必要な時はぜひお声がけしてほしいし、私が困ってる時はよかったら助けてください。笑
ということで、ありがとう東京!
東京にいたからこそ今があるって気づいたら、ちょっとだけ東京が好きになったよ!
また遊びに来るね!
ここから先は、おまけです!
北海道のどこで何をしていくか、の答えをひと足先に書いちゃいたいと思います。
いただいた資金は、北海道で頑張る資金にあてます。移住は何かとお金がかかりますね。
<2021年5月追記>
続編を書きました!
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