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(自筆公開日記・電子書道)障がい者への感動ポルノは、「光まで遮る」という遊郭のよう


公開日記 2024年4月10日

(テキスト)
障がい者の感動ポルノが、まるで遊廓のようだと感じる。
見世物小屋の道化師にもある。
不本意に売られる。みずから誇って表現したら清される、排除されるという二重の差別が双方から挟み打ちに苛められるといろことだよ。
吉原遊廓の本(※ 後述)を読んだら、まさにその辛さを感じた。何と残酷なことだろうか。


Zen Brush3を用いた本の感想

(※)田中優子教授の「遊廓と日本人」を読んで思った感想を一筆。
人権が二重に否定されていることの残酷さを筆で下ろした。
テーマは「人権」。
江戸時代の遊郭はアニメのような光の世界と裏腹に「人扱いされてないのではないか」というアーティストとかけ離れた暗いイメージが多いだろうな、という読む前に感じた事だったが、読んだ後に見方が変わった。
大吉原展が遠方のため行けず、この本を読んだ。

困窮した人の不本意な居場所として遊郭に売られていたという暗い動機のある人たちだけではなく、自ら芸術を表現するために遊郭にいるという人もいたのは確かだった。
自ら芸術と性を誇りに思ったこの時代のアーティストは、職業を「賤しい仕事」とけなされた、
不本意に売られ、誇りに売っても貶され消されるという双方とも人権から外れた残酷な面のある江戸時代遊郭、
障がい者の感動ポルノや見世物の物語と似ているというのも感じた。

(※)Instagram共通投稿記事

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