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星屑のように散っていく論文の数々

星屑のように散っていく論文の数々

大学の教科書って誰が何を元にして書いているんだろう?考えた事ある?

我々、研究者は日々研究を続ける。論文を書く。仮説や予測を立てる。部下に仮説を振る時もある。検証する。論文を書いて、査読が通れば、ジャーナルに乗る。年間、そこそこの数の論文が論文誌にパブリッシュされる。

1000本でも5000本でもいい。結構な数の論文が世に出る。では、そのうち、どのくらいが、教科書に載る、クラッシックや標準理論となるのだろうか?実際の例えば、プリウスに採用される理論となるか?答えはほとんどない。1/10万。下手をすると、1/1000万の確率かもしれない。

大学の教科書に一行でも採用されるの論文はほとんどないに等しい。

ほとんどの研究や論文は星屑のように散っていく。それでも、我々研究者は論文を書き続ける。何故だろうか?それが新しいものを作り出す唯一つの方法で、それを続けないと、産業や世の中は腐ると思っているからではないだろうか?

ITベンチャーも同様である。成功するのはおそらく1%未満で、ほとんどの会社は失敗する。それでも、成功を目標として、全力で走る。それが、唯一つの新しい産業、例えば、Googleのような本当に新しいものを作り出す唯一つの手段であると考えているからでないだろうか?

著者略歴

金輝俊 / Hwi Jun KIM
Position: 代表 CEO 兼 Principal
Role: 戦略コンサルタント 兼 ITアーキテクト

ハイテクITベンチャーのProduct Manager / Chief IT Architect、Webベンチャーのグループリーダー、外資系IT企業のProject Manager 兼 Systems Architectなどを経験。会社を離れて数年後、Webベンチャーと外資系IT企業グローバル本社は、それぞれ東証マザーズとNYSEに上場した。

ファッションテックベンチャーのグロースハック室 室長 兼 システム開発部スペシャリストに。30人4部門を参謀長として指揮統括し、約10億円の株式による増資に成功。シーリズCへと導く。その後、起業。NMD Soft, Principalとして活動を開始。

社会貢献活動として、原爆の実相を伝えるためと、東日本大震災の解析のために、Nagasaki Archive、Hiroshima Archive、Mass Media Coverage Map of The East Japan Earthquakeなどの開発と一部企画に関わった。

主な著作にThe Real M.Phil Thesis: The Mathematical Foundation of Smart Material Systems / Yet Another Mori-TanakaMBA Thesis: The Modern Strategy from Japanがある。

筑波大学 第三学群 工学システム学類 学士(工学) First Class (イングランド基準。70%以上がA評価)

Coventry University大学院 Control Theory and Applications Centre, Master of Philosophy (Upper Master, 研究特化型学位, ドクターコースベース)。飛び級入学。返済義務無し奨学金付き。

主な受賞にアレスエレクトロニカ展Honorary mention、経済産業大臣賞、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品など。

詳細なプロフィールはこちら:https://www.khj1977.net/

以上

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