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頭の痛い話です、「0095夜 情報漏洩は、『あとのまつり』」

「5億人を超えるFacebookユーザーの個人情報がオンライン上に暴露」というニュースが、世界を駆け巡りました。「Facebook、またか!」と感じた読者もいらっしゃると思いますが、この頭の痛い問題を少し考えてみます。

「さらされている」のは、過去に「流出」したデータ(らしい)

情報によれば、「過去に流出した個人情報が、再度オンライン上にさらされている」ということで、Facebookにも誰にも手の打ちようがない話です。英文ですが、現地時間4月3日付けのWashington Postオンライン版の記事をリンクしておきます。533 million Facebook users’ phone numbers, personal information exposed online, report says
過去に「流出」した情報を取り戻す術はありません。残念ながらポルノ動画の流出と同じです。さらに言えば、すでになんらかのSNS等のサービスを利用した場合は、退会しようがしまいが「それが今後流出しない」という保証は全くないわけです。
今からできることは、「SNSもネット通販もネットバンキングもログイン系のものはすべてやめる」という自衛策くらいしかないのです。

「セキュリティ強化」の名のもとに、さらなる個人情報を求められる現状、、、

パスワードだけでは「セキュリティが充分に守られない」、「なりすましを防ぐことができない」という理由で、「秘密の質問」というケッタイな設定を強要されたり、携帯電話番号情報を提供させられたり、ユーザの観点からは許容限度を超える運用がなされていると筆者は感じています。
それでも、それぞれの人には、SNS、ネット通販、ネットバンキングなどを利用しなくてはいけない事情があると思います。それは当然だと思います。

あれもこれもやらない

そうであれば、自分にとって大切なものだけを利用して、「流行っているから」「目新しいから」「便利そうだから」という理由で「あれもこれもやらない」のが大切だと思います(自戒も込めて)。「おつきあい」だけが目的で、これらのサービスを利用する必要はありませんし、Facebookであれ、Twitterであれ、利用すればそれなりの時間と労力を費やすものになることは間違いないからです。利用する限りは個人情報漏洩のリスクはゼロにできません。自分が納得できるものだけを利用するのだと割り切ることでしょう。

2021年4月5日のコメント

今朝もいつものNHKニュース番組を見ていたら、「教育ICT元年」の小特集をやっていました。後日、書いてみようと思います。
それでは、また明日。




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