最近の記事

PowerQuery カラム追加時のIF文 in 条件の記述方法

PowerQueryのカスタム列の追加時に、IF文の条件でinを使用したい場合、 if [列名] in (条件1, 条件2) then 実行結果1 else 実行結果2 上記の式ではカラム追加ができずエラーになります。 in条件で項目を追加したい場合は、下記のように記述してください。 if List.Contains({条件項目1,条件項目2},[列名]) then 実行結果1 else 実行結果2 列名カラムが、「条件項目1」または「条件項目2」の場合は、実行結果

    • PowerQuery 中間テーブルを減らそう

      はじめにPowerQueryでデータを加工していると、表示したくない中間テーブルができてしまう時はないでしょうか? 例えば、AテーブルにBテーブルをグループ集計したbテーブルをLeftJoinしたい時、bテーブルが残ってしまうの邪魔だなみたいな感じです。 今回は、PowerQueryで発生する中間テーブル問題の解消法について書いていきたいと思います。 条件下記売上テーブルを営業所コードでグループ集計し、営業所マスタにLeftJoinする場合について考えてみます。 営業所マ

      • PowerBI ビジュアル設定あれこれ

        はじめにビジュアル同士が連動して、データを確認できるのがBIツールの利点の一つかと思います。 一方で、特定のビジュアルは連動したくないといったニーズもあるかと思います。 今回はビジュアル設定の基本的な部分をおさらいしていければと思います。 相互作用の設定方法ビジュアル同士の連動を設定するのは、非常に簡単です。 ただし設定する場合、漏れがないようメモすることをお勧めします。 1.連動を制御したいビジュアルを選択する。 2.選択されたビジュアル以外に出てくるマークのいずれ

        • PowerBI ポップアップビジュアルを使いこなそう

          はじめにビジュアルにカーソルを合わせた際に、詳細が表示されるような機能が必要な場面はありませんか? PowerBIでは、下記画像の様にマウスオーバーした際にヒントとして設定した項目を表示させる機能があります。 今回はマウスオーバーした際に、ヒントとして別のグラフがポップアップするような機能の実装方法について書いていきたいと思います。 実装イメージ売上実績の月次トレンドを折れ線グラフで表現し、折れ線グラフのマーカーにマウスオーバーすることで売上構成比の円グラフと、売上実績・

        PowerQuery カラム追加時のIF文 in 条件の記述方法

          PowerBI 任意の期間での比較機能を実装しよう(後編)

          はじめに前回の記事で、ビジュアルに必要なスライサーの作成まで完了しました。 今回は追加したスライサーテーブルを使用して、ビジュアル設定を行っていきます。 前回記事はこちら 要件のおさらい異なる2つの年月(yyyy/mm)を選択するために、スライサーを二つ配置する。(基準月と比較月とする) 配置する2つのスライサーはどちらも単一の月を選択し、異なる2期間の売上比較を行う。 追加要件として、比較月では基準月よりも未来の年月を選択できない、かつ基準月では比較月よりも過去の年

          PowerBI 任意の期間での比較機能を実装しよう(後編)

          PowerBI 任意の期間での比較機能を実装しよう(前編)

          はじめにレポートユーザが選択した任意の2点間での集計比較が必要な場面ってありませんか? 例えば先月(2023/02)と前年4月(2022/04)の売上を比較して見せたいみたいな感じです。 この記事では任意の2つの年月で値比較ができるような実装例を、スライサーの単一選択を利用して作成していければと思います。 事前準備今回は年月のディメンションテーブルと、年月ごとのデータを持っているファクトテーブルが欲しいので、下記のサンプルpbixファイルを使用していきます。 データモデ

          PowerBI 任意の期間での比較機能を実装しよう(前編)

          PowerBI ビジュアル配置あれこれ

          はじめにPowerBIでビジュアルを作成していく際、ビジュアルの重なりを意識したことはありますか? 前回記事でも紹介しましたが、PowerBIではビジュアルを重ねて配置することができ、その際の順序はZオーダーを使用しています。 Zオーダーというあまり見慣れない単語が出てきましたが、要するに前後の配置はどうなっているんだという話です。 前回記事はこちら 前後の配置順の可視化ExcelやPowerPointで図やグラフなどが重なり合ってしまい、「最前面に移動」や「最背面に移動

          PowerBI ビジュアル配置あれこれ

          PowerBI ボタンでのビジュアル切替の実装

          はじめにボタンでビジュアルを切り替えて見たいといった要望をありますか? BIツールを使っていると、ボタンによる切替は多くのユーザーが望む機能なのかと思います。 Power BIでそういった機能を実装できるかという疑問ですが、結論可能です。 実装にはいくつか方法があるかと思いますが、(フィールドパラメータとスライサーの組み合わせやブックマーク等)今回はブックマークとブックマークナビゲーターを使用したボタンによるビジュアル切替の実装について書いていきたいと思います。 事前準備

          PowerBI ボタンでのビジュアル切替の実装

          PowerQuery GUIでの列追加について

          はじめにPower Queryは使っていますか? Power BIだけでなく、Excelでも使用できるPower Queryですが、GUIでデータ加工ステップを追加していくことができ、非常に便利なツールで活用されている方も多いと思います。 便利なPower QueryのGUI操作ですが、テーブルに列追加したときに列の型が「すべて」になっていて、次のステップで型変換したりしていませんか? その処理、1ステップで完了できます。 今回はその方法を書いていきたいと思います。 Ta

          PowerQuery GUIでの列追加について

          PowerBI Dax 日付判定列について

          はじめにデータリフレッシュ日を保持するテーブルを作成したことはありますか? データリフレッシュテーブルがあると、データが更新された年月日に対して、前月比や前年同月比等を集計することができるようになります。 今回は前回記事に引き続き、カレンダーテーブル(Dim_Calender)にデータ最新年月日に対する判定列の追加について書いていきたいと思います。 前回記事はこちら データリフレッシュテーブルの追加今回はPower Queryでデータリフレッシュテーブル(Dim_Ref

          PowerBI Dax 日付判定列について

          PowerBI Dax Format関数について

          はじめにFormat関数は名前の通り、指定した値の書式を変更する関数で、関数の戻り値のデータ型はテキストです。 Format関数を使うことで、Dax式を簡潔に記述できたりする場合があり非常に便利な関数です。 今回は日付データを持ったディメンションテーブル(以下「Dim_Calender」と記載)への列追加を例に、Format関数について書いていきたいと思います。 四半期列の追加下記のような日毎のDim_Calenderテーブルに、四半期列(Q1、Q2、Q3、Q4)を追加し

          PowerBI Dax Format関数について