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ブロックチェーン×アルコール:資産価値を高めるデジタル化戦略事例

本記事では、ウイスキーや日本酒などお酒におけるブロックチェーン技術の活用事例をご紹介します。

RWA(Real World Asset)や現物償還型NFTなど、現実世界のアセットをブロックチェーン上で取引する技術が注目されています。特に、高級ウイスキーやワインなど資産価値の高いアイテムは、ブロックチェーンとの相性が良いとされており、世界中でさまざまな取り組みが行われています。

1.高級ワインやスピリッツ専門のNFTマーケットプレイス「BlockBar」

https://blockbar.com/

グレンフィディックやヘネシーなど世界的に有名な酒ブランドと提携し、限定ボトルをNFTとして販売しています。
・販売しているNFTは実際のボトルと同じデザイン
・NFTと本物のお酒が1:1で紐づいています
・お酒のボトルはシンガポールの倉庫で管理
・NFTをバーン(燃焼)することで本物のお酒と交換可能
・暗号資産だけでなくクレジットカードでの購入にも対応
ローンチ以降、提携する酒造メーカーを増やしており世界的に取引されています。プレミアム酒に資産価値を付与し、安全な保存を提供するソリューションとして注目を集めています。

2.日本酒専用NFTマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」

https://nft.sakeworld.jp/

日本酒に特化したNFTマーケットプレイスが登場しました。「日本酒を資産に!」をキーワードに、長期熟成と二次流通で日本酒の新たな可能性に挑戦を探っています。

・NFT化された日本酒が売買可能、熟成中の商品も取引可能
・自分の好きな保存期間を設定して熟成保管ができる

ユーザーは日本酒の保管期間中から購入/転売が可能。酒造側は商品完成前に販売することが可能となり、両者によってメリットがある仕組みを提供しています。

https://unicask.jp/

UniCaskは、ウイスキー樽の所有権をNFT化して管理・取引を容易にするサービスです。従来のアナログな管理方法では難しかった樽の所有権証明や移転をブロックチェーンを活用することで簡単に行えるようにしました。
・樽の権利を100口などに分割してNFT化
・10年以上の熟成期間後にウイスキーを楽しむことができる
・所有期間中に一部を試飲する機会を提供
・ボトリングされる前にNFTを転売することも可能
22年には「羽生」ビンテージ樽を100口に分割、約500万円分が販売開始からら45分で完売した実績があります。

4.サントリーグループ「SAKAZUKI」

https://x.com/SakazukiNFT

サントリーのグループ会社「Good Measure」による新しいお酒のあり方を目指すプロジェクトが進行中です。大量生産には向かないクラフトマンシップあふれるお酒を、ブロックチェーンを活用してグローバルに届けるために、NFTを活用して顧客参加型の価値創造型コミュニティを形成する試みとなります。
・デジタル会員権としてのNFT活用
・ものづくりに共感するファンを集めグローバルなコミュニティを形成
・希少価値の高いお酒を直接顧客に届ける

海外のブロックチェーン関連イベント等でプレゼンテーションが行われており、ローンチにむけた準備が進んでいます。

5.ブロックチェーンとNFCタグ「SHIMENAWA」

https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2024/0227_14434.html

三重県・清水清三郎商店はSBIトレーサビリティ株式会社と協力し、ブロックチェーンとNFCタグを融合させた「SHIMENAWA」を導入ました。

・日本酒の開封後に「日本酒ラベルNFTバッジ」を受け取ることが可能
・消費者は購入した日本酒の開封情報をブロックチェーンに記録
・真贋証明機能、開封検知機能
・出荷先情報の紐付けによるトレーサビリティの確保

さらに、NFT運営支援サービス「SBINFT Mits」を活用し、現物資産と強固に紐付けたNFTによる顧客ロイヤリティ向上などの取組みを進めることが可能となっています。

以上、アルコール飲料業界におけるブロックチェーン活用事例を紹介いたしました。

\イベントのお知らせ/
PBADAOでは美味しいお酒を飲みながら、技術と芸術について語り、情報交換するイベント「スナック アーテック」を開催します!
6月7日(金)19:00-21:00 @神宮前
ビジネスmeet upとは違い、メインは美味しくお酒を飲むこと。
感性が刺激されるアート空間の中で、ワクワクする未来の話をしましょう。
ぜひ、ご参加ください!

■株式会社PBADAOについて

代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開。当社が開発および販売を行うPOKKEは、利便性、導入のし易さから、様々な企業での展開が拡大しており、NFTを普及させるためのインフラ整備に努めています。
PBADAO:https://pbadao.com/

■Web3総合ソリューション「pokke」

NFCチップを活用したWeb3総合ソリューション「pokke」では、ウォレットや暗号資産を必要とせずNFTを保有できる体験が提供されています。

pokke公式サイト:https://pokke.pbadao.com/

■アカウントアブストラクション型ウォレットソリューション「TORMO」

既存サービスにも簡単に追加できる、秘密鍵がいらない、かんたんで使いやすいウォレットソリューションです。生体認証を通じてブロックチェーン上での取引を簡単に可能にします。

TORMO公式サイト:https://tormoapp.com

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