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映画業界におけるブロックチェーンの最新事例4選

ブロックチェーン技術は、映画業界における様々な課題解決に役立つと注目されています。本記事では、映画産業におけるブロックチェーンの最新活用事例を4つ紹介します。

①PBADAO、映画と同時にRWA連携型のNFTを展開

24年6月26日、PBADAOは政府が運営するシンガポール映画協会と連携し、真珠を題材とした映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」のシンガポール公開と同時に展開されるNFTを発表いたしました。

本プロジェクトはブロックチェーンを活用することで、世界中の真珠の名所を繋ぎ、真珠産業の繁栄と新たな価値の保存を進めることを目的としています。三重県伊勢志摩産の上質なアコヤ真珠のネックレスを代表するRWA(現実資産)連携型のNFTが展開されます。
シンガポールの映画館で同作を鑑賞した観客には、NFTを受け取る機会があります。さらに、真珠鑑賞ワークショップに参加したり、バウチャーを受け取ったりすることで、アコヤ真珠のジュエリーを獲得する機会が提供される試みとなっています。

©「法定相続人」制作員会

また本プロジェクトの記者会見がシンガポールでおこなわれます。本プロジェクトの詳細や、オンライン番組の発表などが予定されています。

日時: 7月3日(水曜日) 16:30 - 19:00
場所: ゴールデンビレッジビボシティ、ゴールドクラス(シンガポール)
スピーカー:
東 友章 氏 / プロデューサー、「THE PEARL LEGACY」
牧戸 麻衣子 氏 / マネージングディレクター、パールファルコ共同オーナー
芳賀 真 / PBADAO CEO

②ディズニー、MARVELの公式NFT

21年6月、NFTマーケットプレイス「VeVe」でMARVEL初のNFTが販売されました。ブロックチェーンに紐づく、スパイダーマンのデジタルフィギュアが第一号でした。それを皮切りにミッキーマウスやプリンセスシリーズ、バットマンなどのデジタルフィギュアが続々と販売されました。VeVeではImmutable Xブロックチェーンを活用することで、ガス料金ゼロで環境への負荷の低い取引を導入。さらに、クレジットカードでの決済をいちはやく実現しました。現在でもVeVeではピクサー、DCコミックス、ルーカスフィルムなどからライセンスを受けたNFTが提供され続けています。

https://www.veve.me/

③映画の前売券購入でNFTをプレゼントするキャンペーン

22年3月、米国大手映画チェーンAMCエンターテインメントとワーナー・ブラザースは映画前売り券付きのNFTを展開しました。AMCのサイトから映画の前売り券を購入すると、NFTをプレゼントするプロモーションです。21年から22年にかけて、スポーツや音楽ライブなどでチケットの半券としてNFTをプレゼントする試みが各国でおこなわれました。

https://x.com/AMCTheatres/status/1491819251723739136

④「ロード・オブ・ザ・リング」NFT

22年10月、ワーナー・ブラザースは「ロード・オブ・ザ・リング」のNFTを販売。NFT購入者は、映画本編と特典の永続視聴、映画に登場するロケーションでのAR体験、未公開画像ギャラリーなどの特典を受けることができました。さらに、このNFTには希少価値の高い特典や特別な機能がランダムに割り当てられるという特徴がありました。デジタルアイテムの新しい形として注目されました。同社はプロジェクトを「MOVIEVERSE」と名付け。その後もSUPERMANなど他作品でも展開しました。

https://web3.wb.com/warnermedia/movieverse

以上、今回は映画産業におけるブロックチェーンの最新活用事例をご紹介しました。映画業界におけるブロックチェーン活用は、まだ始まったばかりです。今後、さらに多くの事例が生まれてくることが期待されます。ブロックチェーン技術は、映画制作、映画配給、映画鑑賞など、映画産業のあらゆる分野に革新をもたらす可能性を秘めています。

■株式会社PBADAOについて

代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開している国内最大級のブロックチェーン企業です。
PBADAO:https://pbadao.com/

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お問い合わせフォーム:https://pbadao.com/contact

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