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中二息子からの感謝の言葉で感じたこと

「おかあさん、今日もアイロンかけてくれてありがとう」
今朝も中学2年の息子は、
夏服の半そでの制服に腕を通しながら言いました。

「いいよ」と答えたものの、
息子が登校した後も、その言葉がじんわりと胸に響いています。

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(少し話はさかのぼり)

数日前、夏服に切り替わった日、
月一回の中学校の登校を見守る旗持ちの日でした。
早めについた道路を移動しながら
「しまった!!」と思っていました。
息子のシャツに、アイロンをかけてくることを
忘れて、出てきてしまったのです。


アイロンをかけていないシワがあるシャツで
行かせてしまうかもしれない、
と急いで電話をかけるも、コールのみで繋がらず…。
その日は過ごしました。


帰宅後、息子と一日の話をしていて
「朝、シャツにアイロンがかかっていなかったことに
直前に気づいたから、急いでかけて着て行ったよ」
と、サラッと教えてくれたのです。
「困ったよ!」というメッセージはなく、
サラッと、事実のままに教えてくれました。

シワありのまま行くのではなく、
自分でアイロンをかけて行ってくれていた、
自分のことを大切にする行動が
とても嬉しくて、
「うっかりしていてごめんね!!そして、ありがとう!!!」
と伝えました。


そっか、私がすべてをしなくても、
自分で考えて行動する生きる力を
息子はしっかり持ってくれているんだな、と
気づかせてもらいました。

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それがあった後の、毎日の
「お母さん、今日もアイロンをかけてくれてありがとう」

この言葉の奥には、
息子のこころをとても感じます。

そして、そういってくれる度に、
「あの時、アイロンを自分でかけてくれてありがとう」
と思い出します。


私は家事の中でもアイロンがけが大好きです。
それは、小学生の頃、週末になると
父のスーツのシャツにアイロンをかける母に代わって
アイロンをかけたとき、
「ありがとう~!!!」ととても喜んでもらえたのが
嬉しかったのを覚えています。
母の喜んでくれる顔がやる気にさせてくれていたのだと
今となっては分かります。

しわがピシっとのびるプロセスも気持ちよく
親になっても、
私が楽しそうにアイロンをかけるのをみて
子供たちも「やってみたい!」と何度か
やっていたことが、今回にもつながりました。
「やらせよう」ではなく、
楽しそうにやっていたら、子供たちから自然に興味を
持ってくれていたのです。
そっか、「楽しさ」はこころを自然にこころを動かすんだな。


自分の事は自分で考えてやる力はすでに持っている、
息子の「ありがとう」の言葉を思い出しながら、
その力を信じる関わりをしていこうと、
あらためて感じました。


毎日の中での出来事は、
当たり前のことではなく「有難いこと」

一つ一つに感謝しながら、
今日も一日を過ごします。


ありがとう♡
おかげさま♡
ありがとう♡

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