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【Day27】「その言葉の意味ほんとにわかってるか?」と言われた日

今日の『 #書く習慣 』のテーマ『誰かに言われた大切な言葉』は、いまでも自分の中で自戒と課題になっているものです。

まだ未成年の頃、よく顔を合わせていた叔父がいたのですが、とにかくものをよく知っていて本を大量に読んでいて、人生経験ももちろん当時の自分はもとよりいまの自分でも叶わないと思うほど豊富な人でした。

顔を合わせてなにとテーマを決めることもなく雑談をすることが好きで時間があるとしていたのですが、ある日言われたのがタイトルの言葉でした。

使った言葉はおそらく『アイデンティティ』とかそういうカタカナだったのは確かです。
「その言葉すぐ使うけど、その意味がほんとにわかってキミは使ってるのか?」と言われて当時の自分は反論できるはずもありませんでした。

耳にしたことがある『それらしい言葉』を『それらしく』使う、というのはよくあることですがその言葉を聞いてから言葉について考えることが増えました。

いま話していることを自分は本当にわかって話しているのか。
人の話を聞いてわかったつもりになっているだけではないか。
わかっているつもりで、実はなにひとつわかってないのではないか。

考え続けていると使える言葉がどんどんなくなってしまいかねないことですが、文章を書く上ではそれを強く意識するように心がけるようになったのはたぶんこの言葉からです。

わかったつもりの難解な言い回しやそれらしいカタカナでごまかすことはせず、自分の中で噛み砕いて理解したものを使って相手に伝える。
逆にそれができないときはまだ理解が足りないということだという目安にして調べ直すこともよくあります。

100%それができている、と胸を張って言うことはできませんが、50%はクリアできていると良いなと思いながら今日もnoteも書いています。

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