「2020年映画ベスト10」 1位は、劇場未公開!公開されたらぜひ劇場へ!!

今年は、コロナの影響もあって、劇場で映画を40本弱しか見ることができませんでした。(去年は、劇場80本)


今年は、ベスト10決めるか迷ったけど、まぁ毎年やっているルーティーンみたいなものなので、一応まとめてみました。


それでは、発表します。

1位 アップル(監督:クリストス・ニク 東京国際映画祭 東京プレミア作品)

2位 僕の好きな女の子(監督:玉田真也)

3位 パラサイト 半地下の家族(監督:ポン・ジュノ)

4位 TENET (監督:クリストファー・ノーラン)

5位 生きちゃった(監督:石井裕也)

6位 ミッドサマー(監督:アリアスター)

7位 浅田家!(監督:中野量太)

8位 ステップ(監督:飯塚健)

9位 はちどり(監督:キム・ボラ)

10位 アンダードック(監督:武正晴)

選考基準は、①脚本が個人的に好み。②ミニマルな視点③印象的なシークエンス④結末のカタルシス⑤裏切りの展開

です。

以下、詳細

1位 アップル

 今年の1位は、東京国際映画祭上映作品。日本配給が決まっていないので、日本で上映されるかわからないけど、めっちゃくちゃ個人的に好きな作品なので、映えある一位に。洗練された無駄のない画、サイズ、色彩。少ないセリフで、ミニマルな世界観。ほとんど、この男(ポスターの人)しか出てこないけど、めちゃくちゃ想像力膨らむし、ワクワクする。後半、ある瞬間からガラッと変わる展開も見事で、そーゆーことだったのか!!ってなる。ぜひ、公開されたら劇場へ!


2位 僕の好きな女の子

 今年の邦画1位!!これは、本当に主役の二人が最高(渡辺大知、奈緒)、これに尽きる。あとは、玉田監督独特の台詞回しが最高。とにかく見て欲しい。好きっていう感情がとても映画的に素敵な場面に散りばめられている。冒頭の待ち合わせのシーンからとても好き。


3位 パラサイト 半地下の家族

 脚本、構成が好き、印象的なシークエンス、結末のカタルシス、裏切り、全てが入っている。申し分ない、完璧な映画。誰が見ても有無を言わせず、面白い。


4位  TENET

 クリストファーノーランの脳内を旅できる。何がなんだかよくわからないけど、映画の力っていうものをマジマジと五感で味わえる、これぞ映画って感じ。2020年を振り返ったときに、コロナもそうだけど、そういや、TENETあったなぁーって思い出す、それくらい歴史的な映画だと思う。


5位 生きちゃった

 ミニシアターの規模感で、ミニマルな視点で、とてつもない大きな世界を見せてくれる。なんと言っても主役3人がスンバラシイ。数少ないセリフの中に、大きな愛の物語が詰まっている。本当に好きな作品。


6位 ミッドサマー

 あっぱれ、アリアスター。結末のカタルシスは、今年一番と言ってもいい。内容えぐいけど、画の色彩が綺麗で、見ていて気持ちいい。


7位 浅田家!

 家族をテーマに作品を撮り続けている中野量太監督最新作。個人的に好きなシーンが多く、ランクイン。今回の映画はカメラで撮る撮られるという関係性が描かれることで家族というテーマにより深度を与えている。黒木華は、5億点。


8位 ステップ

 我らが大好き飯塚健監督。ぜひ、まだ見たことない人は、「大人ドロップ」を見て欲しい。くだらない台詞回しの中に、本質的なメッセージを載せる脚本を書かせたらピカイチな監督。今回は、飯塚監督常連の山田孝之の演技の説得力と、子役の女の子の演技のうまさが、相まって、スンバラシイ。あと、なんと言っても、伊藤沙莉、伊藤沙莉、ああ伊藤沙莉。万歳。


9位 はちどり

 これは、印象的なシークエンスと、少女の視点というミニマルな世界から大きな視点へと展開する脚本、構成がお見事。今年はこういうミニマルな視点でしっかり作り込まれている映画が多かった気がする。キムボラ監督、要チェックです。


10位 アンダードック

 男臭さのある脚本で、今のテレビへの風刺的要素もあり、細かな場面割りでキャラ立ちさせていて、長尺だけど終始ドキドキする。なんと言っても森山未來がボクサーにしか見えないところがこの映画の究極の見どころ。やっぱり牛乳がうまいとソフトクリームってうまいよなっていう感じの映画。


以上、ベスト10の詳細でした。


長文失礼しました。

少しでも共感していただけたり、チェックしたい作品を見つけてもらえたら、ランキングを共有した意味もあるかなと思っています。

ありがとうございました。

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