凡庸雑記「感涙」久しぶりにクラシックの信頼を思い出す
さっき暇つぶしにその間買ったSSDのことを書いた。
その時、ブラームス1番交響曲を聴いていた。ながら聴きしつつ、なんとなく頭の中に流していた。小澤征爾指揮だし、オケはサイトウ記念オーケストラ。この組み合わせのCDをブラームスを持っているから、だいたいわかっていると鷹を括っていた。
それに、フルベンがあるから、それ以上はとすごい不遜にもたかを括っていたのだ。
それがだ、第四楽章前までは、そんな感じでちょうど良い環境音楽として、聞き流ししていたのに、第四楽章前辺りから、様子が違ってきた。
弦楽器の音圧が並大抵のものじゃないとは思っていたが、いよいよそいつがとんでもない圧力と熱量で迫ってきた。(月並みだけど)これは言葉じゃ表せられないのが、歯がゆいのだけど、第四楽章に入ってから、指揮者と奏者の信頼からの音楽の命が、生々しく流れ出てきた。
そこからだ、音量を上げて、集中し、やばいことに感涙しそうになってしまった。いや、少ししたか。
ここまで、純粋に音楽に感動したのは、本当に久しぶりだった。
クラシックは一期一会。いつでもどこでも感動できない。感動する瞬間がある。その瞬間に出会えれば、人生に稀有な体験ができる。
その体験が忘れられなくて、心の片隅に追いやってしまった今でも、クラシックに対して、信頼を寄せている。
この小沢とサイトウ記念オーケストラのブラームスを聴いて、久々、クラシックが持つ、絶対的な感動への信頼を思い起こした。
本当に良かったなあ。思い出すに、ワンピース映画のadoの歌ぐらい?
てなことで、あんまりにもびっくり感動したので、つい書いてしまいました。
でも、きっと、adoかBABYMETAL、米津玄師あたりを、今からiPhoneで聞くだろうなあ。クラシックって聴くのに時間がかかるし、疲れてしまうから。いい音楽には違いないければ、人間、僕か、ズボラになったもんだ。
でも、一度聞いて欲しいと素直に思える名演奏だった。
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