学び舎の未来 part1
募集中のお題の中に「お店の未来」というものがあった。私は「教えること」を生業にしているので、それについて書いてみたいなぁと思う。noteに出会うまで、書くのも考えるのも好きだけれど、いまいち「書く」ということに向き合えてなかったので、何回かに分けて、書きながら考えてみたい。回が進んで、内容が迷走しても、許してください。
常々思うのは、「塾って敷居が高いなぁ」ということ。お金も万単位でかかるし、会員登録しなくちゃいけない。会員登録自体は、ネカフェでもやることだけれど、がっつり住所やら銀行口座やら書かされたりすると、やっぱり重みは違う。そして何より、恥を、勉強ができない、授業についていけない、点数が取れないという恥ずかしさを、打ち明けなければいけない。多分、これが一番つらいなぁ、と思う。
同じ恥を打ち明けるのでも、病院は違う。不摂生という恥を打ち明け、時には指導を受ける。でも、痛みには勝てない。命にはかえられない。だから、病院は大丈夫。でも、それが嫌なのか、病院嫌いの人もいる。なんとなく、似ているなぁ、と思う。
私は月に一度、近所の歯医者に通っている。いわゆる「予防歯科治療」というもの。歯みがきについて、毎月ご指導をいただきながら、足りていない部分をプロに助けてもらっている。ただちに命に関わるものではないため、この「月イチ歯医者」は、よく驚かれる。でも、命に関わるレベルまで悪化しないうちに、「なんでこんなになるまで放っておいたの!」と言われる前に、というスタンスは、何事においても大事なんじゃないかと思うのだ。私は、これを、勉強にも適応できないものかなぁ、と考えている。
学び舎の未来。インターネットでも良いし、物理空間でも良いのだけれど、もっと1回あたりの価格を下げるというか、教育にかかった時間あたりの値段ではなくて、なんだろう、治療内容に対しての値段というか。ここらへんは、まだ全然、経営という面からも甘々、ガバガバなんだけれども。ネタを細かく分けて。なんだろう、回転寿司のように、一皿から行けます、みたいな感じで、勉強したり、教科についての小ネタ、小話が聞けるような、そんな感じ。インターネットだったら、教えたいことのフリーマーケットというか。
「教えたい」と「教わりたい」がバシッと噛み合う、ということを、場を作ったり、仕組みを作ることで、手伝うことができないものかなぁ。
ちなみに、インターネットでイメージに近いのは、メルカリやココナラかな。「売りたい」と「欲しい」を結びつける、もしくは「困ってる」と「手伝える」を結びつけている、あの感じ。あれをもっと、軽めにつなげていけないかなぁ、と思う。物理空間なら、職員室に個人的に質問に来てくれた生徒への個人的なサービス補習。これも、もっと軽く、気楽に。
続く。続けたい。できれば、みんなで。
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