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あかさ(最初だけ)

午前10時。

鳥はさえずり、桜が咲き誇っている。

いまふかふかで気持ち良さそうなベッドで寝ている髪の毛ボサボサの垂れ目で寝癖だらけの青年。こいつがこの物語の主人公である。

まあ、こんな髪型のやつが主人公に向いてないと言う人もいるだろう。しかし、誰にでも主人公になれる。誰でもだ!だから多分すごいことをしてくれるだろう。まあ、確証はないけど。でも、こんな優しくて思いやりがあって穏やかな19才はどこにもいないさ。うん!あ、もうすぐ起きるかな?

ピッピッピ!ベッド脇にある小さな机の上で目覚まし時計が鳴り響く。しかし、虎繋(こづな)明佐(あかさ)はすぐにうるさい目覚まし時計を止め。布団を被り。また夢の中へと入ってしまった。

まあ、こういう人間だということがわかっただろう。こいつは二度寝が人生で一番に気持ちいいと思っているやつだ。まあ、こういうやつだけど、ほんとに良いやつだ!さすがに今度こそ起きるであろう!んじゃまた。

さっきよりちょっと大きな目覚まし時計の音が鳴り響く。この二階建ての一軒家の。小さな部屋の中で。その音はこの物語の始まりでもあり、あかさの嫌いな音でもあった。

ジリリリリリリ!あかさはまるで、すっぱいレオンを丸ごと食べたかのような顔になっている。それほどあかさは目覚まし時計の音が嫌いなのだろう。まあ誰だって、自分の好きなことをしているときに邪魔をされたら嫌だろう?

目覚まし時計の音はまだ鳴り続けている。
さすがに観念してあかさは目覚まし時計を止めようと起き上がった。

ここまでが最初の文章です!まだまだなおすところがあるからがんばりまっせ!
読んでいただきありがとうございました。

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