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希望があるからこそ怖れている

 人は、失うことに対して非常に敏感です。お金がなくなる。時間がなくなる。どちらも想像すると嫌な気持ちにならないでしょうか。

 職場や学校が嫌で怖いときには、自分を失うことに対して怖れているのかもしれません。職場や学校にいる自分は、本来の素晴らしい自分でない、自分を失った自分になってしまうと思うから、嫌な気持ちになるのでしょう。

 裏を返すと、自分は素晴らしい存在であり、それを生き生きと表現できる場があるということを既に知っているということでもあります。もし、そう信じていないのであれば、人生とはこういうものだと、つらい職場や学校をある意味完全に受け入れてしまっているのではないでしょうか。

 希望があるからこそ怖れている。この世界には、自分を輝かせる場所があると知っているからこそ、今、自分を失わせるような職場や学校という環境に怖れているのです。

 同時に、新たな場所へ飛び込んだり挑戦するときにも、怖れは生じます。それは、今までの自分を失うことへの怖れです。今までの自分とは、自分を失っている自分であり、自分を失っている自分を失うことを怖れています。

 今、どちらを選ぶか。自分を失っている自分を捨て、自分を輝かせる場所を見つけに行くのもよし。自分を失っている自分にしばらくとどまって、本来の素晴らしい自分になれるようなヒントを紡いでいくのもよいかもしれません。

 いずれにしても、つらい日常に対して怖れているならば、それと向き合い行動することで、必ず、素晴らしい日常を見つけることが出来ます。

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