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【#36】住野よる「よるのばけもの」

この本を読んで思い出したのは、「友だち地獄」という本、そして「友だち幻想」という本だ。



主人公は「いじめ」という空間の中で日々、どうしたらいじめられないかを考えて暮らす中学生だ。

そして、本当の自分とは誰なのか?悩み苦しむ。

本当はいじめられている子と普通に話をした方が良いに決まっている。でも、無視しなければ自分がやられる側になってしまう。

そんな葛藤が主人公をばけものにしてしまう。


夜の学校で繰り広げられる不思議な話。住野よるさんの書く小説にはところどころ共通点があって、続けて読んでいくと面白い。


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