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わかりやすい動画が作りたい!

動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。

ここでは、動画制作に関する様々な話題を取り上げていますが、
今回は、『わかりやすい動画』についてお話ししたいと思います。
 
ビジネス動画で求められるのは、インパクトや独創性よりも
サービスや会社のことをわかりやすく説明することだと思います。
ただ、わかりやすく説明する技術は、
難しいのですが、地味でスポットライトが当たることがあまりありません。
 
そこで、動画をわかりやすくするためのポイントをいくつかご紹介して、
もう少し『わかりやすい動画』に対する評価を上げていきたいな、と思います。

ポイント① 誰に何を伝えるか

わかりやすい動画を制作するための第一歩は、単純化することです。
そもそも、この動画って誰に何を伝えるものだっけということから全てを考え出さないと、
その後、ドツボにはまる可能性があります。
 
 例えば、ハウスメーカーがお客さんに「家の特徴」について説明する動画を作るとします。
この例でいうと、
誰に → お客さんに
何を → 家の特徴を伝える となります。

当たり前のことですが、この出発点を忘れがちになるので、
必ず押さえていく必要があります。

ポイント② 組み立て

 わかりやすい動画を作るためには、物事を順序立てて説明する必要があります。
どのような順番にするか、いろいろな方法がありますが、
私の場合、一番に考えるのは、何から始めるかです。

ビジネス動画の場合、大抵は視聴者が解決すべき課題があり、
その課題に向けて、こんなサービスがありますよ、という構成が一番ポピュラーです。
ですから、課題は何か考えるのです。
もちろん、その課題はクライアントが解決できるものに限ります。

例えば、耐震に絶対に自信をもつハウスメーカーならば、
地震の怖さから伝えるという選択肢がでてきます。

まずは、スタンダードな組み立てに当てはめてみましょう。

問題提起 → 課題が浮かび上がる → 課題解決① → 課題解決②… 課題解決できるサービス

課題解決のサービスがいくつかあるならば、
視聴者の興味の引く順番に見せていくとよいです。

ポイント③ わかりやすい絵

 映像で表現していく以上、どのような映像になるか、ということが全ての主体になります。
言葉でどれほどわかりやすく説明しても、映像としてわかりにくければ伝わりません。

ハウスメーカーで言うならば、例えば、建設現場でものすごく太くて立派な柱を建てるシーンがあれば、
「耐震性の秘密は、この太い柱…」
と説明出来ます。
ただ、もっとマニアックな免震技術だったりした場合、
CGなどで、免震技術を説明する必要があります。

わかりやすい動画を作るための技術は、
まだまだあるのですが、今日はほんのさわりの部分をご説明しました。

動画スクールPAVIOSでは、演出をメインにわかりやすい動画を作るための
技術をゼロから教えます。


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