instagramで女性のフリをして漫画を描いてみた

「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」

かの有名な紀貫之の日記文学「土佐日記」の冒頭である。

「女の人が土佐から京に帰る途中の日記」という体で書かれたこの作品にあやかって、今日、instagramに僕も女性の振り（バレバレだが）をして、少女漫画風の漫画を投稿してきた。

ストーリーに著者近影とあとがきも載せておいた。

＜著者近影＞

＜あとがき＞

昨日、これを一生懸命描いている僕をみて、妻が

「なんでそんなことをするのか」

と聞いてきた。ごもっともな質問だ。

今回の投稿はある種実験的な側面が強かった。

これは僕の体感だけど、instagramというSNSは

女性が割合が驚くほど多い

と感じている。

実際、僕のアカウントのインサイトを見てみると、フォロワーの80%が女性だ。

スクショ貼っておきますが、本当にほとんど女性。

いいね、してくれるのも、コメントしてくれるのもほとんどが女性です。

いいね、コメントくれる男子はほとんど友人、知り合いしかいません。

その客観的事実を踏まえた上で、僕がしたかった実験というのは、

男性が描いた少女漫画で女性の共感を得られるか。

ということだった。

投稿から約５時間（6/19 18時30分ごろに投稿した気がします。）

思いの外「切ない」というコメントをいただけた。

他にも同様の趣旨のコメントや「チャットモンチーの染まるよ」を思い出した！など、女性アーティストの歌を思い出した等、様々なコメントをいただけた（※実際にこれを描いた際にそれぞれの曲を思いながら描いたわけではないですが）。

結論を出すには、あまりに早計な気もするが、

女性を主人公にして、話がキチンとできていれば、なんか感じてもらえるのかな？

という気持ちになった。

話がキチンとできてるとは言い難いけど…

とにかく今回は「少女漫画にありそうなやつ」を意識しながら描いた。

絵柄も（できるだけ）少女漫画っぽく描くようにした。

自分にない絵柄の絵を描くのはとても勉強になるし、やっぱり女性多数のinstagramで女性の気持ちに寄り添う話を描くのは、共感を得やすいのかな？という実験も楽しくできた気がする。

フォロワー減ったけど