最近の反省

皆さん、こんにちは。
Gifted Creative、峯上です。

前回のnoteを書いて、私自身はなぜ継続できているのかを改めて省みていると、途中から自分のためではなく、他人のために動いている中で、自身が成長を感じられ、より継続がしやすくなったと気づきました。

自分のことに向き合い、成長し続けるのはもしかすると非常に難しいことかもしれません。

自分のことならば、しんどくなれば簡単に諦めれば楽になれます。
楽になって、また取り組もうと思って自分に向き合っても、またしんどくなれば辞めればそれで楽になる。

そうやって人はもがいているのかも知れません。

最近、Giftedのメンバーが卒業するということが決まりました。
私にとって、その彼は若い時の自分とどこか似ていて、応援したくなり、自分の線引きのラインを超えて応援していました。

ライスワークから始め、パラレルワークと順調に仕事を増やし、給料も手取りで24万も稼げるようになりました。
たった一年でこうなれたのは、本当に凄いことだなと感じましたし、今後のロールモデルとして、仲間として、更に高みを目指して欲しいと私は考えていました。

私の中では十分に彼を認めていましたし、苦手なこともよくわかっていたつもりでした。

しかし、彼は働きすぎていたこと、自分を出さずに無理をしていたこと、その他いろいろな要因が重なり、しんどくなり、すべてをリセットし、和歌山を離れるという決断に至りました。

その決断は尊重したいという気持ちはもちろんあるのですが、あと一年、和歌山で自分と向き合い続けていれば、自分のライフワークを見つけることができ、どこにいってもライスワークをせずに自由に暮らしていけたのではないかという期待がありました。

彼には支援側に回って頂き、多くを助けてもらった仲間であり、可愛い弟のような存在で、和歌山を離れるだろうと感じたとき、私は胃を痛め、二日ほど寝込みました。

彼を責めたいのではなく、私自身の何が至らなかったのかをずっと考えていました。

恐らく、私は沢山の当事者の方と関わる中で、失敗パターンをよく分析し、その傾向が見られたときには、ストレートにそれを指摘してしまう傾向があります。
本人にとっては、しんどい中、右ストレートが飛んでくるようなもので、確かに正しいのではあるのですが、それは到底受け入れられなかったんだと思います。

そういった圧がより、彼を追い込んでしまったのではないかと後悔しています。

そんな中、すごく救われたことがあります。
Giftedにきてかれこれ3年以上一緒にいるN君の言葉です。

【僕たちは自分で何とかできなくて、和歌山に来ている。峯上さんという優秀な人が日々勉強し、アドバイスをくれている。それを選ばない選択肢は僕にはない】

正直、泣きそうになりました。
彼は不登校の経験があり、努力をし、大学を卒業したものの、自分は会社員として働ける気がしなくて、卒業と同時にGiftedに来てくれた初期のメンバーです。
対人恐怖やこだわりが強く、始めの頃は日常生活も、仕事に関しても困難が多く、私自身も多くを学ばせてもらいました。

【峯上さんが勧めてくれた工場で働かせてもらって、始めは寝不足だったり、職場に対して嫌なこともあり、クズな人間だったけど、今は仕事も
覚えて、入ってきた障がいのある方に仕事を教える立場にいる。一つのことを伝えるのに一分以上かかることもあるけれども、昔、自分が出来なかったことを考えると全然苦ではない。そうやってこんな自分を育ててくれた上司に恩返しができていたら嬉しい】

こういう話を聞くと、私は本当に心の底から嬉しい気持ちになります。
こんな暖かな輪を広げていけたらと日々、願っています。
彼に対してもそうなっていれば良かったのですが。。

今回の学びをしっかりと受け止め、次に来る新しい仲間により良い峯上でありたいと思う。

最期に彼に向けてのメッセージを。

格好をつけるのをやめよう。
君はもう既に輝くものを持っている。
自分を偽らず、そして謙虚に、感謝の気持ちを忘れないで欲しい。
これは我々に感謝して欲しいという意味ではなく、これから君に関わる人に対して忘れないでいて欲しいから伝えたい。
お金も大切にして欲しい。
若いからこそ、使いたい気持ちはよく分かる。
でもどう使うかで、その価値は変わってくる。
一生懸命頑張って得たそのお金を自分をよく見せるために使うのではなく、自分を高めるために使って欲しい。
最期まで自分を諦めず、ライフワークに向き合い続けて欲しい。
きっと見つかるし、気づけるし、君は在りたい自分になれる。

書きながら気持ちの整理をしているので、文章がめちゃくちゃかも知れません笑
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
4月いっぱいで卒業する彼の人生がより、明るく、ごきげんであることを願って

2023年4月16日
良く晴れた日、書斎にて

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