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小さく感じた良い兆し

最近、ネットを見ない人たちでも
たぶんテレビでも面白おかしく取り上げている
あのニュースがあります。

振り返ってもいつ読んでも、共感できるようにしたいと壮大な夢を描いているのであんまり時事ネタは触れないようにしようかと思っているのですが、
結構、話題になっていますのでね。
今回は便乗したいと思います。

いわゆる?Z世代のペロペロ事件ですね。
回転ずしを勝手に食べてレーンに戻したり、
醤油ビンをべろりとなめてそのままにするとか。
箸をわしづかみにしてべろりとなめて戻すとか。

大変な時代になりました。
僕だったら、人に隠れてこっそりするような(しないけど)
ことを、多くの人に見てほしいと思うのですよね。
さらに、
上場企業だと株価にも大きな影響を与えます。
相場で莫大な利益がでる人がいるので
焚きつけて操作しているのではないか。
なんていうことを指摘している有名人もいます。

難しいことはわからないのです。

ですが、
僕はその中で小さな兆しを見つけた気がします。
そしてうれしくなりました。

実はですね。プラスチックの箸から
割りばしに変わったお店を見つけたのです。

割りばしが環境に悪い。
そういう話がありますが、
検証をした企業がありました。
洗剤などで洗うことや、プラスチックで成型することなどを考えてみると
実は環境負荷が割りばしのほうがすくないという調査となったということです。そもそも国産材の割りばしは間伐材を使うので環境負荷というよりはむしろ環境にやさしい。という話も有名です。

話を元に戻しますが
プラスチックから割りばしに戻る。っていうことが、
ひょっとすると、
ちょっと手間のかかることを大切にするようになる。

そんな良い兆しに思えるような気がしたのです。

社会人になりたてのころ、
あるセミナーで経営コンサルタントが、
寿司屋の経営改善に臨んで、
「人の前で握るすしをバックヤードに持って行ったんだ。俺のアイデアで。」
と言っていました。

なんだか、感じ悪いなぁ。と思っていたんです。
たしかに手の届かない寿司が
いまや、およそ誰もが手が届くくらいまで
安くなって食べられるようになってきました。

でも徹底的に人を減らし、効率的に行い、
その先に、結局、どうしようもない事件が起こります。
いたずら、もともとあったのだと思いますが。
食べるもの、命に繋がるもの。
一連の事件によって気づかされました。

プラスチックの箸が割りばしにかわるって
一つ一つが丁寧になっていくうれしい兆しに思えたのです。

ちょっとしたひと手間
みんなが増やしたら、すごくよくなる気がしませんか?

ところで、
僕の大好きな古典落語に「時そば」
というのがあるのですが、
そこに、
塗り箸じゃなく
割りばしを使っておもてなしする店主をほめるシーンがあります。
古典落語でも割りばしは
ちょっと良いもので、
ちょっと清潔な感じなんだろうな。って感じです。

少しずつのひと手間、取り組んでみませんか。



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