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迷走する自分と世界を受け容れる勇気

さまざまな取り組みをしていると
思い通りにならなかったり、
思い通りにならなかったり、
思い通りにならなかったり、
思いがけないことに見舞われたり、見舞われたり、見舞われたり。

そんな時に
しっかりとした自分の芯がある人に出会うと
すごいな、うらやましいな。と思ったりします。

ここ数か月、
仕事の上で、ミスが続き、そこに急なお話が重なってきたりして、
ミスのリカバー中に、さらにせっかくいただいたお話を
雑に扱ってしまったりする自分がいて
とっても苦しいなと思ったりします。

こんなとき、みんなどうするんですかね。
あれこれ手を尽くしてみても、なんかこれといった
有効な手立てがなく、ぼんやりしていた時
教会で、牧師の先生が一つ言葉を教えてくれました。

「ネガティブケイパビリティ」
という言葉です。ちょっと僕も調べてみました。話題のChatGPTを使って。でも、ChatGPTの説明を読んでもピンときません。
もうすこし記事を検索してみました。

「ネガティブ・ケイパビリティ(Negative capability)」とは、どうしても対処できない状況に耐える能力のこと。あるいは、容易に答えが出ない事態にも性急に事実の解明や理由を求めず、不確実さや懐疑の中にいることができる能力を指します。日本語としては「消極的能力」「消極的受容力」などと訳され、一つには定まっていません。19世紀の英国の詩人ジョン・キーツによって初めて使われた言葉で、その約160年後に英国の精神科医ウィルフレッド・R・ビオンが見出し、世界に広めました。不確かなVUCAの時代に必要な力として、関心が高まっています。

日本の人事部 https://jinjibu.jp/keyword/detl/1569/

「不確かなVUCAの時代に必要な力として関心が高まっているそうです。」

せっかちな(さらに欲深い)僕はすぐ答えが欲しいなと思いがちです。
ネガティブケイパビリティに対して、ポジティブケイパビリティという言葉があるようです。
例えば、ゴールを定めて、そこに向かってKPIを設定し、大きく目標をクリアしていこう。
そういう風潮は一時期、流行りましたね。

(ここからは更に私見)
僕が、人事系の畑に入ったころ大手のあるメーカーが目標管理制度というものを導入しました。お客様でもあったので注目していました。
年功序列型の評価から能力主義、成果主義に移行しようと取り組んだと記憶しています。その時には人事界隈で取り上げられ大きく注目されました。

ところが、そのメーカーの人事制度はあまりうまくいかなかったように思えます。目標を掲げて達成に向けて動くのはいいのですが、目標に不平等感が生まれたり、評価者の能力が問われたりしたのです。

以降、先駆的な取り組み記事をときどき人事系の報道で見ますが、様子を見ています。
とはいえ、さすがに大手メーカー。実際に働いている方がのびのび力を発揮しているのも見たことも少なくないです。独立した方も、その会社で積み上げたスキルが素晴らしい。なによりネットワークがすごいなぁと印象を持ちました。
ただ、僕が若い時に知った担当者は、もうひどかった。いろんなものを要求してきて、欲の塊のような人でした。きっと社内評価が大変だったのでしょう(結局はパーソナリティな気がします。)。

ネガティブケイパビリティは評価制度の分野にどのように適用していけるかはちょっとわかりませんが、(むしろ向かないようなきがしますが)明らかにポジティブケイパビリティの考え方が、これまでビジネスでずいぶん採用されてきている気がします。

しかし、まさにVUCAの時代を体感しているときに、
答えを出さずに、じっと待ちながら探り続ける能力というのも、これから併せ持った方が本当の強さを発揮できるようになるかもしれません。

ネガティブという言葉から、何もしないこと、何も判断しないこと。と誤解されることも多いみたいですが、

・あきらめることではない
・現実を甘受することでもない
・平凡さを許容することでもない
・思考停止することでもない
・決断すべきことをただ忘れようとすることでもないし、それが消えることを願うことでもない

答えをいそがない勇気 枝廣淳子

そんな風に、僕が手に取った本には書かれていました。
でもね。迷走するんですよ。そんな自分を少しでも受け容れてみたいものです。毎日ひとつづづ。


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