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将棋ファンが完全に影響されてスパイスカレーを作ってみたレポート

趣味の将棋をやる上で、大事な対局、負けたくない相手との対局がある時、私は必ず決まってカレーを食べる。完全なるゲン担ぎである。

団体戦での勝負の一局の前、
「お昼はカレーにしようかな」が合言葉である。

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こんにちは、ポールです。
いい写真ですね。定額給付金10万円と一緒に森内先生Tシャツも配布すべきではないでしょうか。

森内先生と言えばカレー。将棋界でカレーと言えば森内先生、と言えるくらいに定着しているイメージである。
なぜ定着しているかというと、タイトル戦の昼食でカレーが連続採用し、タイトル防衛、奪取をしている事に由来する。

そうしたイメージもあり、今までもファンを驚かすようなカレー企画、カレーイベントを過去にいくつも開催している。
三菱のコラボの際はお会いできる機会があったので自分も突っ込むしかなかった。

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私自身もカレーは好きで、食べに行くのも好きだし、自分でも当然作る。
色々調べてどうやったら美味しいものが出来るかなと調べたりもしている。

メーカーから発売されているカレールーは本当に優秀でそのままでも美味しく出来るし、ひと手間加えればより一層美味しくなる。
そのひと手間を数々試していて、堂々巡りしていった結果は割とシンプルな形に収まっている。

で、作っているうちに段々と手の込んだモノも作りたくなってくる。
そう、スパイスカレーだ。
ルーを使わずスパイスからカレーを仕上げるというもの。

しかし、どのスパイスをどれだけ揃えて、どう仕上げたらいいのか。
またどこで揃えたらいいのか等、結構障壁は大きく、いままでチャレンジに踏み込む事は出来ていなかった。
要はめんどくさい工程が多いのだw

そんな折にある中継が。9月22日ABEMATVの解説の際。

最推しのカレー作る宣言である。

大事なことだから2回言おう。
最推しのカレー作る宣伝である。

楽しみですね楽しみですね。
森内チャンネルで何カレー作るんだろう。変わり種じゃなくてシンプルなものを作ってる風景を淡々と流すのを唯々眺めていたいですね!!

・・・っていうかそんな宣言されたら、
私も後追ってもっと作るしかないじゃないか。(動機が謎である)
かくしてカレー作りのモチベーションがポンと上がった。

そんな折にあるサイトを紹介された。

こちらのサービスは、スパイスカレーに必要なスパイスをレシピ毎に必要な量とレシピ付きで定期的に送ってくれる、というものである。

良く見てみると、こちらの運営様には森内先生とカレーイベントを行っていた水野仁輔さんが携わっているとのこと。それだけでも信頼度はうなぎのぼりである。
まずは試してみないと分からないだろうという事で注文してみた。

まずはお試し。さぁてどんなものが届くのか・・・すごく待ち遠しい・・・

(2週間後)

来ない・・・待てども待てども来ない。。注文したかどうか何度か確認したが確かに注文はしている。。HPを改めて良く見てみる。

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どの注文も毎月3日の到着目安。焦りは禁物でした。
果報は寝て待て。ぐっすり寝て待て。

という事で無事到着し、わくわくしながら準備を進めて行くのだった。
※今回はナンは出てきません。悪しからず。

1、実際に作ってみた

届いたのがこちら。テンションが上がります。

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細かなレシピとホールスパイス(種を乾燥させたもの)、パウダースパイス(粉末状のもの)、あと読み物のコラムが入っている。
必要なものがまとめられているのは非常に有難い。
またレシピにはスパイス以外の材料が書いてあり、まずは材料の下ごしらえといく。

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一部。玉ねぎひと玉。にんにく、しょうがのすりおろし。
今回はチキンカレーという事で鶏むね肉をたっぷり用意。
他にはトマトピューレ、ヨーグルト、パクチーを準備。

ひとまずレシピにある材料を一通り下ごしらえおわり。
今一度レシピの手順をよく読む。対スパイスの定跡が分からない。
普段カレーを作る時はレシピなんか見ずにスーパー目分量なのですが、今回は失敗したくないので、調味料の計量もして可能な限りレシピ通りに進めていった。

ホールスパイスを炒める

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この時点でカレーありますの香りがバンバン立ってきます。
弱火でじっくり火を入れて行くと、マスタードシード(黒い粒)がプチプチとはじけて爽やかな香りが噴き出してきます。
はじけてくるので火傷に注意。(顔を近づけ過ぎた)

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良き所で玉ねぎ投入。
玉ねぎを炒める時は、塩を加えて水分を出す(浸透圧の効果)、出来る限りいじらない。しっかりと焼き色を付けてあげるのがポイント。みんな大好きメイラード効果ってやつですね。水分がなくなるまで炒めます。

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玉ねぎにしっかり焼き色が付いたら、トマトピューレを馴染ませる。
その後にパウダースパイスと塩を、潜影蛇手!していくわね。
香りが出るまで1~2分程炒めて行くわ。

火を入れて行くとここでまたぶあっとスパイスの香りが強くなる。
鷹の爪のような刺激のある感じでは無く、香辛料独特の食欲を誘う香りが立ち込める。匂いだけで既に米三杯は食べれる。
火を入れて行くと以下のようなペースト状態に。これがカレーの基になる。

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その後にプレーンヨーグルトをぶち込みひと煮立ち。まろやかになった気がする。水分と酸味が加わるって感じか?
煮立って馴染んだら鶏肉を投入し、肉の表面が白くなるまで煮込んでいく。

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肉に火が入ったら、水を加えて沸騰したら弱火にしてふたをせずに20分。
やっとこさ完成に近づいてきました。つまみ食いをしたい所ですが、ここは我慢です。この終盤でやっと詰みが見えてきたのに、タップミスで天を仰ぐことになってしまう(?)

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必要な時間煮込んだら、生クリーム、パクチーを入れてひと煮立ち。
好みのとろみが出るまで煮込んだら、、、、
完成!!!!

2、食べてみる

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よそったのがこちら。
ホールスパイスもそのまま残ってますが問題なく食べられます。
ルーはさらさら。すこしトロッとしているくらい。ご飯と良く絡みます。

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緊張の一瞬です。いただきまーす。

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うっま・・・!えっ・・・うっまい!!
うま過ぎて、馬になったわね・・・!(書きたかっただけ)

ふわっじわっとスパイスの香りが口の中に広がります。
辛さは控えめ、だけど適度な辛さで食が進みすぎる。
食べ進めると市販のルー以上に香辛料の主張が強く感じます。
鶏肉もルーと一緒に炒めた事で味がしっかりとしみ込んでうまうま。
パクチーもそこまで食べる人じゃないのですが、一緒に煮込むと独特な香りもスパイスと一体となって美味しい香りに。シャキシャキとした歯ごたえもいいアクセント。

結果、米5合が気が付いたら無くなっていました。
うん、マジで一瞬。消えたかと思った。
しかし重たくなく、後味スッキリ爽快。食べた後超爽やか。
カレー屋さんのカレーの後に口に残る感じが全然無い。
スパイスの調合によって変わるのでしょうが、一番最初にお試しとして作ったものとしては大正解だったと思う。

3、作ってみた感想

①サービスについて
AIR SPICEを初めて利用してみましたが、おススメできる良サービスでした。
スパイスカレーに触れる、入門編としてはベストだと思います。
定期サービスでは毎月1回郵送されてくるので、準備するストレスも無いし、自分で色々揃えるより費用的にもお得。

月1回ってのがミソですね。
趣味や楽しみとしてやり過ぎない、凝り過ぎないくらいのペースで楽しめる。
来月はどんなカレーが味わえるのかな、と考えるだけでわくわくしますね。

②作ってみて
スパイス以外の材料をそろえるのだけは手間ですが、後はレシピ通りに作るだけ。
作る際には最初は指定の分量の計量をしたほうが良いです。失敗したくないし。

またレシピに記載してある進行手順が、すごく分かり易くポイントを押さえて書いてあります。これで迷うことなく作ることが出来ました。
また、AIRSPICEではYoutubeチャンネルがあり、今回注文をした「基本のチキンカレー」の作成動画もあります。視覚的にもフォロー。手厚い。
※作ったあとで気付いた。

③食べてみて
初めてスパイスから作ってみましたが、想像以上の大満足です。
お店で食べるカレー、市販のカレーとも違う感覚のカレーが出来上がります。
自分で美味しいものが作れたという充足感もありますね。
とにかく満足度が高い品物が出来たと思います。

反省点としては、レシピ通りに入れた玉ねぎが少なく感じた所。炒める事でかさは減りますし、もっと玉ねぎはたくさん入れても美味しいと思ったので、次回はもっと増量して試してみたいと思います。


ということで、今回初めてスパイスカレーを作ってみました。
作っている模様を長々と書いてみましたが、そんなに難しい事は無かったかなという感想です。
何より粉のモノ、種のモノが少しずつ形になっていく工程を眺めるのが楽しいですね。育てていく感覚が良きです。

今まで手が出しにくいなぁと思っていた分野ですが、こうしたサービスで触れる事が出来たのは凄く良かったですし、もう少し深堀をしてみたいなと思いました。

気になる方は是非是非お試しあれ!
ようこそ、スパイスカレーの入り口へ!(森内チャンネルのポーズ)

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