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意外な掘り出し物!気になったら観るがよし!『武器人間』(2013年)感想

★3/5


王道な展開でよき

第二次世界大戦末期の東部戦線にて、ソ連兵数人がドイツ軍の秘密研究所に迷い込むというお話です。超王道ですね。既視感ありまくりな設定です。しかしながら、武器人間の強烈で悪趣味なビジュアルだとか、大山のぶよの予告編だとかによって、ちょっと観てみたいかも…と思ってしまいます。実際、私が本作を観たきっかけはそんなところです。

ポッドマン

どの武器人間が好みかということは、この記事を書く上で必須と思えるので挙げました。ポッドマンとは、でかくて丸みのある金属の容器に人間の足が生えた武器人間です。その無意味さが胸糞感マックスです。人間を改造して作らなくても代用できるのに、あえて作られたところが気持ち悪いので高評価です。かっこいいから、次点はモスキートです。

ホラーゲームのような展開に満足

得体の知れない敵にパニック状態のソ連兵たちが、映画を盛り上げてくれました。ほぼ効いてないのに銃を乱射しちゃうところもいいですね。度々出てくるドイツ兵の生き残りも、ドイツ語故に何言ってるかわからないけどヤバいのは伝わってくる感があって良かったです。武器人間も、割とテンポ良く登場しますし、終盤にはしっかり取材までさせてくれます笑。独特の撮影方法も相まって、FPS系のホラーゲームさながらの雰囲気が楽しめました。

ディミトリーについて

ディミトリーは、政府から密命を受けていて、しかも家族を人質に取られているとの設定です。ソ連らしいダークな設定でいいですね。動機が金や名誉ならば普通ですが、家族が人質なら危険に突っ込んでいくのにも納得です。この設定のおかげで、彼の必死さや無茶な行動にも説得力があるというものです。まぁ、そこまでして情報を手に入れたところで、ソ連の役に立つかは疑問ですが…、そういうことにしておきましょう。

納得のラスト

パシられ役のサシャが実は生きていて、博士の首と映像を持ち帰るというラストですが、私は好きです。『ソウ』のように「悲劇は誰にも知られることはない…」的なラストだとモヤっとする方なので、スッキリしました。スターリンとのツーショット写真とか正気かよ笑。明らかにコラ画像っぽいところがまた良いですね。

以上

一言

神の怒り作戦って語感良過ぎ


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