大橋慶三

浦安在住の行政書士。映像制作や脚本執筆、ムード歌謡のご用命も承ります。 「じらしたお詫…

大橋慶三

浦安在住の行政書士。映像制作や脚本執筆、ムード歌謡のご用命も承ります。 「じらしたお詫びはこのバスジャックで」で小説新人賞を受賞。 知らない街歩きや大衆酒場、古き良きが好きです。 『飾りたくなる家系図』いかがですか? www.makuake.com/project/kakeizu

マガジン

  • 物語をつむぎ、自分をさらす

    自分が書いた小説やエッセイを載せていこうかと。 空想上の人たちが織りなす創作の物語と、実際に自分が体験したことやあまり晒したくない本音の部分などなどを。

  • ふと思った。自分はどこから来たのだろう。

    家系図の魅力や戸籍にまつわる「ヘ〜」、ちょっと昔の日本の「なるほど!」な情報をお伝えしていきます。 当方は家系図制作を業務としていますが、正直、知的好奇心がガンガン刺激される興味深い世界ですよ!

  • 勝手にロケハンしておきました

    メディアで見かける有名駅ではない駅や、観光地ではない普通の生活が息づく町並みを好んで訪れています。 「休日の町ブラ候補地を探している方」「撮影のロケ地を探しているコーディネーターやラインプロデューサーの方々」のお役に立てれば嬉しいです。 営みの経過が滲むいわゆるレトロなものに偏り気味ですが。。

  • ふるさと浦安 〜とことん知りたい、知ってほしい!〜

    浦安の町は埋め立てを繰り返したことにより、本町、中町、新町と三つの顔を持っています。 なかでも中町の初期埋立地で生まれ育った自分は本町の古き良き風情にとても惹かれています。 そんな浦安の町並みや雰囲気、地域で愛されているお店などを知っていただきたい! というか・・・僕自身がぜんぶ知りたい!!

記事一覧

ダメだ、覚悟が足りん。

1・日本で育ち暮らしている者としての東日本大震災。 2・千葉県浦安市在住で液状化被害に悩まされた大橋家。 3・新潟の地でその六日後に長男を授かることになる自分。 …

大橋慶三
1か月前
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深読みスイッチ

僕は満員電車で自分のスマホを見れない。 なぜなら自分は周りの人の画面が気になるから。 ↓ でも絶対に見ない。 こいつ絶対見てるだろ、と思われてたら嫌だし。 僕は隣席…

大橋慶三
8か月前

6秒が左右する

人それぞれタイプと呼ばれるものがある。 主義と言い換えられるかもしれない。 集合時間ギリギリに行こうとする人、いやいや30分前からスタンバッテルって人。 トイレに…

大橋慶三
9か月前
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償いは終わった、んだよね?

償いは終わったのだろうか。 3,4年ほど前、いきなり一人の友人に棄てられた。 その彼は僕より一つ年下の糸みたいなヒゲ坊主で、毎日のようにバカやったり、時には将来を…

大橋慶三
9か月前

ノーサンブツ009

と、書かれた手紙が古着屋で買った鞄から出てきました。 って話。

大橋慶三
9か月前

今日も雨

昨日の予報のおいて「明日は雨」とのことだったので(朝起きたら雨が降ってるかもな)などと思いながら床に着いた。 蒸し暑さに負けて寝室から脱出し、フローリングの堅い…

大橋慶三
4年前
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ダメだ、覚悟が足りん。

1・日本で育ち暮らしている者としての東日本大震災。 2・千葉県浦安市在住で液状化被害に悩まされた大橋家。 3・新潟の地でその六日後に長男を授かることになる自分。 わかる、わかるんだけど、どうしても向き合い方のスタンスが違ってしまうのは否めない。 やっぱり目の前で触れられるアレコレを優先してしまうのは誰だってそうなのだと思いたい。 13年経ってようやく「日本で育ち暮らしている者として」目の前で触れてきました。 宮城県石巻市の門脇小学校、大川小学校、女川町の旧女川交番。 画

深読みスイッチ

僕は満員電車で自分のスマホを見れない。 なぜなら自分は周りの人の画面が気になるから。 ↓ でも絶対に見ない。 こいつ絶対見てるだろ、と思われてたら嫌だし。 僕は隣席との距離が近い喫茶店で話ができない。 なぜなら自分は周りの人の話が気になるから。 ↓ これは聞く。 ネタのストックのためだと言い訳をして。 そんな僕は、 日常のほんの些細なことから、 《深読みスイッチ》をオンにして、 楽しむことしばしばです。 《深読みスイッチオン》 どうみても大人の彼女は軽く身長をクリアして

6秒が左右する

人それぞれタイプと呼ばれるものがある。 主義と言い換えられるかもしれない。 集合時間ギリギリに行こうとする人、いやいや30分前からスタンバッテルって人。 トイレにて、『小』だから手洗わなくたっていいだろって人と、いやいやちゃんと両手洗うだろって人。 「つうか、全く使ってないし触れてもいない左手を洗わなきゃイケナイなら全身洗わなきゃダメなんじゃないの?」って呟きを正論だと納得する人と、詭弁だと鼻で笑う人。 どちらの立場かは置いといて、人それぞれ抗えないタイプがあると思うので

償いは終わった、んだよね?

償いは終わったのだろうか。 3,4年ほど前、いきなり一人の友人に棄てられた。 その彼は僕より一つ年下の糸みたいなヒゲ坊主で、毎日のようにバカやったり、時には将来を熱く語ったりしていた一生の友人になるはずの男だった。 あれは何の変哲も予兆もない終電を逃した夜でした。 いつものように彼の家に泊めてもらおうと電話をすると、 「いいよ~。誰か女の子呼んできてよ~」 と、彼はけだるく右の鼻の奥にカナブンをつめたような声で言いました。 そして僕は渋谷から30分ほどの彼の家までの道

ノーサンブツ009

と、書かれた手紙が古着屋で買った鞄から出てきました。 って話。

今日も雨

昨日の予報のおいて「明日は雨」とのことだったので(朝起きたら雨が降ってるかもな)などと思いながら床に着いた。 蒸し暑さに負けて寝室から脱出し、フローリングの堅い床で目を覚ます。その時には雨が降っているかどうかなど、すっかり忘れていた。 体を起こし、外を見る。 これは単なる習慣だ。 雨が降っていた。