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朝焼きクッキーシュー、クリームは注文後に詰めて…

私の間借りカフェでは週替わりのメニューの中にシュークリームも入っています。
毎週まではお作りしていないので、ほとんどのお客様が見つけた瞬間「シュークリーム」と言ってくださいます。
そして出来上がりをお渡しすると、その場でパクッと食べてくださるのがまた嬉しい!
ありがとうございます。


昔から馴染みのあるお菓子ですね。
シンプルなだけに、みんなから愛されるお菓子なんだと思います。
そして、かく言う私も…
子供の頃は好きなケーキの上位には入っていなかった地味な存在だったのですが、大人になるほどに味わいや奥深さを感じるお菓子。
今では上位キープの大好きなお菓子です!

シュークリームっていろんなタイプがあります。
ふんわり柔らか食感のものから、ちょっと硬めのざっくり食感。
植物オイルを使ってる懐かしい味のものもあったり、水や牛乳の配合でも味わいが変わります。
カスタードクリームもトロトロタイプからフワッとタイプ…
どんなタイプもそれなりに良さがあって、そのお店の個性が出ていますね。


焼き立てカフェでは、私なりのこだわりを…

生地はエクレアに近いざっくり食感のタイプ。
せっかくのフランス菓子なので、食感もフランス寄りに近づけて…
さらに、シュー生地にプラスして違う食感も楽しめるよう、クッキー生地を周りにまとったクッキーシューにしています。


基本的にクリームは2種類。
ベースはいわゆるカスタードクリームですが、朝炊いたカスタードクリームにホイップクリームを合わせたクレーム・レジェールと言われるクリームです。
このカスタードクリームだけでもシュークリームは本当に美味しいですよね。
シンプルだから飽きもこない…伝統的なお菓子の良いところだと思います。

このシンプルな組み合わせにアクセントをつけたい…という意味で、焼き立てカフェではもう一つ違うフレーバーのクリーム(時にはコンフィチュールなども…)を組み合わせてご用意しています。
カスタードクリームとシュー生地には、そこにどんなフレーバーを合わせても受け止めてくれる器の大きさがあると思ってます。
(シュークリーム…大人の器です)

もう一つ加えるクリームなどのフレーバーはフルーツを使ったものやチョコレート、キャラメルなど…
その製法もさまざまですが、少し濃厚で食感もカスタードとは異なるものを組み合わせてアクセントにしています。
この辺のことを語り始めると、だんだんマニアックになってしまって話が止まらない、伝わらない…なのですが。。。
一言で言うなら…クリームの種類というのは一つのフレーバーに絞っても、すごくすごく種類が多い!ということ。

たくさんあり過ぎるクリームの中からどの製法で、どういう配合のクリームにしようか…妄想しながら選び、配合もイメージに合わせて計算して割り出すのが、私の楽しみの一つでもあります。
(コーヒーマニアのことを変態(褒めてますよ!)と呼んでいることを前に綴りましたが、お菓子のジャンルになると私もなかなかの変態だとは自覚してます。。。
紙と鉛筆、電卓片手に…
妄想が止まらずにニヤニヤしがちです…)


そして、こちらが勝手に細かくこだわったシュークリームは、注文後にクリームを詰めて、一番おいしい状態でお渡ししています。

その細かいこだわりはわからなくても、食べた時に何かしらが伝わってくれているのは、皆様の表情でこちらにも伝わってきていて…
これが私の最大の喜びでもあります。


というわけで、おうちでも作れる庶民のお菓子シュークリームですが、ちょっとおうちで作るには手間がかかる仕様のシュークリームにしております。
これが洋菓子るぽのシュークリームの"付加価値"ということで。

ぜひ実物を味見していただけたら嬉しいです。


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