社長とか無理!な僕が起業した理由。
大学卒業後、全国百貨店に展開してるレディースアパレルメーカーへ、企画提案から卸しを行っている父の会社へ就職し、2代目社長を目指して働いていましたが、コロナの影響を受け売上が無くなり2020年に事業清算を行いました。
そして、父の会社を退職し、姉と共同で会社を2020年10月に起業。
今回は起業前の僕のことを書かせていただきます。
父の言葉の意味がわかった瞬間。
「社長になるなら信頼出来て、自分の大切な事を任せられる人を1人で良いから作れ」
父を見ていても、その必要性は身に染みて感じていたので「どうしよ。。。」と常に頭を悩ませる課題でもありました。
当時の経理担当の方が急病で、代理として姉が数年前から経理の仕事をしていましたが、一緒に事業を継続して行くとか、ましてや起業する何て当時は全く考えていませんでした。
時を同じく僕が取締役に就任し、銀行や取引先とのやり取りをしていた事もあり、仕事として多くの時間を姉と共有出来た事で、
「あー、仕事出来るし、バリバリだな、これからも一緒に出来たら良いなー」と漠然と考える程度。
しかし、今年になり、刻々と変わる状況の中で、廃業や転職などを考えざるを得ない事態に。
それから、二人で沢山の話しをしました。「会社どうしよう」「でも、父の作り上げた洋服の仕事は残したい」「転職するの?」「このご時世で起業はバカかな(笑)」二人の考え方、人生の生き方を猛烈に議論しました。
でも、スっと心に落ちたんです。父から言われた人材は「姉だ!この人とならきっと出来る!!」と。
(このスピード感で世の中を変えたウイルスはスゴイな・・・)
社長とか無理!な僕のタイプ
今思い返して見ると、父の会社は、取引先一社という専業のような会社でしたので、去年から経営の多角化を目指して自社のブランド作りに取り組んだのも姉で、僕達の新会社の起業の礎となりました。アパレル素人の姉が突き進む姿を見て、「自分なりの経営」を考え始めたのもこの時です。
昔から、「経営者のバイブル」みたいな自己啓発の本は好きでよく読んでいたのですが、「情熱を持って!」とか「生き方のマインド」とかの言葉を見る度に社長とか無理!って思ってました。
いわゆる僕はぜんぜん社長向きとかそんなタイプではありません。ざっくり言うと、こんな人です。
思いを伝えるのが苦手
冷めている
やりたい事がない
そこに共同経営の姉が加わるとこうなります。
僕:思いを伝えるのが苦手 ⇄ 姉:思いで突っ走る
僕:冷めている ⇄ 姉 情熱的
※前向きに冷静とここでは捉えたい
僕:やりたい事がない ⇄ 姉:やりたい事で生きていく
姉は僕とは対極。お互いが自分らしくいられる事が前提で、プラスのみを発揮する。だからこそ最大限のパワーを生み出せる。
(お互いマイナスの部分は最初から気にしてません!それが許せる関係性もある意味強み(笑))
冷静と情熱があるから、矢印は極端でも考え方はフラットに近い。自分らしくいる事が僕らの経営の基本。
37歳子供3人。起業への決心。
いよいよ事業清算が決まり、奥さんへ起業の事を伝える事になります。
「今の会社、アパレル無くなるから姉ちゃんと会社やろうと思う」そう奥さんに伝えると、「お姉さんとなら良いんじゃない?あなた一人では経営出来ないでしょ?」キッパリと言われました。さすが、僕の性格を良くご存知で。
でも、奥さんの夢『マイホーム』は「しばらく買えないよ?社長として借金するよ?」と聞いても「他にやりたい事無いんでしょ?とにかく頑張りなさい」それだけでした。
会社の大小関係無く、揺れ動くこの世の中でも、たった二人と思いを共有出来れば前に進める。人を支え、やりたいを実現する事に尽力する経営だって良いじゃないか。そう確信し、僕なりの起業という道を選択しました。
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