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生存確認

前回のポストから、しばらく時間が空いてしまいましたが、生きています。

この間なにをしていたかというと、「思考停止期間」の訪れ。

この空白の期間の中、

これからどうして行けば良いのか。

僕は何をしたら良いのか。

あれ?何を目指してるんだっけ?

頭の中が真っ白になり、「何も考えられない時間」がただただ過ぎて行きました。

経営者がそんなんで良いのか。

良い訳がありません。

でも、目の前が真っ暗になり、「僕は何者?」と自問自答を繰り返していました。

僕たちの新しい道

昨年緊急事態宣言下では、お店は勿論、企業もリモートワークを実施している企業が多数あります。

新規の取引先とお話をしようとしても、在宅勤務の為アポを取る事も出来ないのです。
個人・法人と色々な可能性を閉ざされています。

僕たちのアパレル事業もそんな環境下におり、八方塞がりの状況になっていたのです。

そんな内向きな気持ちの最中、姉の発案から僕たちの居る会社を使って「Marche」を開催しました。

会場となる会社では、今まで洋服のSALEを行って来たのですが、今回は「色々な形の集合体」として、Marcheを開催することになったのです。

当然、出展者は0からのスタート。

会社のスタッフにMarche担当をお願いし、出展者集めから始まりました。
(開催まで1ヶ月ちょっとという、何ともギリギリな感じ・・・後から出展者様に聞くと、開催まで最低でも二ヶ月以上は必要と教えて頂き、本当にギリギリの所でご協力頂けた事に改めて感謝しています)

Marcheの名前も決まっていない中で、(仮)チラシを作り、ネットなどで情報を収集し、SHOPなどに直接行って出展交渉の繰り返し。

近隣の農家の方の野菜の出展も構想にあったので、畑で作業している農家の方へ「すみませーん」と大声でお声がけして、お話を聞いて貰うなど、何とも無謀な事もしていました。

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今回は、初めての開催ということで、どれくらいの集客があるのかも検討がつかない中での出展交渉の為、かなり難航しました。どれだけ来るかも分からないイベントに、時間を割いて貰うのは、単純な話では無いですね。

それでも、出展を決めて頂いた方からのご縁で、続々と出展者の方が決まっていきました。
開催ギリギリまでかかった、出展者様募集も、最終的には20のお店さんや、個人で活動している作家さん、近隣で農家を営んでいる方、隣駅のホテルさん、様々な方が出展をしてくれたのです。

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集客の部分でも、ポスティング用のポストカードを作り、地道にポスティング作業をスタッフの皆さんが行ってくれました。出展者様も、インスタなどで沢山の告知をして頂き、期待と不安が入り混じる中・・・

迎えた当日。

集客が全然無かったらどうしよう・・・。

頭の中はその事に支配されたまま・・・。

結果としては、2日間開催で300名のご来場を頂けました。2日目に関しては、春の嵐で雨と雷が鳴り響く中、それでも100名近くのお客様に足を運んで頂けたのです。

大規模なMarcheの集客には遠く及ばない事は重々承知しておりますが、緊急事態宣言下の開催にも関わらず、僕達の取組みに共感し、ご来場頂けた事に「思考再開」のきっかけを頂いた様な気がしています。

このMarcheをきっかけに、僕の会社に対する気持ちが大きく変わったのは確かで。

僕の新たな「PathCode経営」

今までは、「アパレル」→「洋服」→「婦人服」と細分化された、「婦人服」を製造する事が僕自身の生業だと思っていて、社会人から経営者になっても頭から離れませんでした。

その事で「思考停止」という自分を見失い、共同経営の姉とも意思の疎通が出来なくなり、姉との関係性にも溝が出来ていました。

上述した通り、事業展開が上手く行かずに、後ろ向きな僕と、話す事も無いですよね・・・。僕自身、話すことすら苦しい精神状態だったので。

前と今で、僕の中で「変わったこと」

それは「PathCode」という会社の在り方です。

「洋服屋」という「幹」からなる「枝」「葉」という可能性をどんどん増やし、成長させて行くことを新たな目標に掲げました。

確かに本業は「洋服」を通して、表現をし、お客様にお届けする事に変わりはありません。

それでも今回のMarcheを通じて、色々な方と出会い、またその出会いに沢山の可能性を見出すきっかけとなったのです。

どんな方にも、人生の「物語」があり、歩んで来た「道」がある。

僕たちの指針

私だけの「道」に、私だけの「服」を。

それを「洋服」で表現したことが「AMBASSADOR PROJECT」

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その「洋服」という世界から飛び出し、形に囚われず、僕たちを通じて発信し、新たな「道」を共に作る事業展開を行うこと。
それぞれの「道」が交わった時に新たな可能性が生まれる。その可能性を探し、カタチにして行くこと。

それこそが「PathCode MEDIA PROJECT」

何者でもない。僕は僕なりに、自分ができることを頑張ればいいんだ。

僕の新たな「PathCode経営」

経営することは大変で、毎日生きた心地はしませんが、今はワクワクしています。

一つ一つの出会いから、生まれる何かに。

「PathCode」という木を大切に育てて行こうと思います。

他にもこんな記事書いてます。

PathCode WEB SHOP リニューアル&SALE

PathCodeのWEB SHOPをリニューアルしました。リニューアルを記念してSALEもやっています。お時間がある時にでも。ぜひご覧ください。

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