「鴨川食堂」読了
2022年最初に読み終えた本。
図書館で「気楽に読めそう」と思って手に取った。
父娘2人で営む鴨川食堂には娘のこいしが営む鴨川探偵事務所がある。
依頼人の思い出の味を再現するというものだ。
こいしが聞き出し、父の流が思い出の現地まで足を運び、味を再現する。
あれ、流れがほとんどやってるのでは…というツッコミはきっと読んだ人みんなが思うのでは。
でも父が娘に何かをやらせたい、という気持ちなんだろうな。
私は父と仲がいいのですっと入ってくる感じがした。
どの話も「大事な人との思い出」が語られる。
京都も好きだから、地名やお寺の名前を見るたびにGoogleMapを開いて
「あ~、ここ通ったな~。また行きたい!」
とわくわくした。
コロナよはやく静まり給え。
第一話 鍋焼きうどん
第二話 ビーフシチュー
第三話 鯖寿司
第四話 とんかつ
第五話 ナポリタン
第六話 肉じゃが
どの物語もほっこりする。
私はビーフシチューの話が好きだった。
淡い青春の思い出、きれいごとかもしれないけど物語はきれいごとでいい。
読み終えるまで知らなかったのだが、鴨川食堂は7作まで出ているようだ。
気楽に読める本というのは、サブに置いておきたい大事な本。
次は「鴨川食堂・おかわり」。
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