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「SDGs疲れ」「プチ高級なB級」などユーロモニターが考えた2024年の消費者トレンド

激動の2023年が暮れていこうとしますが皆様はいか後過ごしですか?今日は先日EuroMonier Inernational から発表された2024年の消費者トレンドをご紹介。項目に欧州住まいの私なりの説明を入れてみました。

①AIさんに聞け (Ask AI)

これからはますます。。でしょう。このトレンドに対してはもう何も言うことありません。AIはもともとオープンソースですので加速度的に精度は上がっていくものと思われます。

②どきどきわくわくバズり (Delightful Distractions)

Delightful Distractionsというすごく曖昧トレンドだなと思うけど、詳細をヨム限り「いいことをする」的な具体的に言うと

  • ボランティアに参加した

  • インスタ映えする景色にであった

  • お店のイベントに参加

など、非日常的な善な行いを人間は欲するのでしょう。そしてこういうところにビジネスチャンスがある?ということですね。

③SDGs疲れ (Greenwashed Out)

人々は、個人が地球を守るためにできることには限りがあることにも気づいている。これからも、できる範囲でサステナブルな選択をとり続ける消費者がいる一方で、意味を感じられずに今までのような努力をしない消費者も出てくるだろう。

これはびっくりしました。つまりSDGs疲れ。がトレンドにでてくるとは。行き過ぎた感があったのでしょうか。プラスチックがないと生きていけない現代人。赤やオレンジはもう過去の色。

もうやりすぎ。


④広がる分断 (Progressively Polarised)

これはトランプとか、陰謀論とか、ワクチンとか。からの続き、二極化、ポラリゼーション。。。もう意義はないです。

⑤ケチでどこが悪い? (Value Hackers)

要するにケチを人に見せても恥ずかしくない。それさえ多様性。まぁ成長神話の行くつくところなのでしょうか。パリにもかなりの数の古着屋サンガ増え今までおしゃれさんや本当に服が買えそうにない人のたまり場だったのが今は普通の人も来ている現象が。。

我らのゲリソル(パリの有名古着チェーン。状態は。。探せばお宝が)


⑥体を動かそう (Wellness Pragmatists)

万歩計がスマホに入ってるし、先日私の愛用するスポーツディスカウント店Decathlonにコーチアプリというのがついており、これが初心者向きでとてもいいなと思いました。STRAVA+Garminとか昔入れてたのですが結構ガチのプログラムが多かったのですがこのショップのアプリの優しさにはついついこのアプリを削除したくない優しさがあります。これを使うごとにここのショップでまた買ってしまう。。沼にハマっていくわけですね。


⑦プチ高級なB級


これは私のオリジナル意見なんだけど。

私が主に仕事をしている欧州での和食や和食材や日本酒ももこの中に入ってくれればと思います。和食を選択することがアメリカと違いやっとフランス人にとってちょっとした非日常だけどそんな高くない。。プチ高級なB級的ポジションにカテゴライズされればもっととっつきやすくなるでしょう。(1個500円以上するパリのおにぎりなどはそれに該当するでしょう)

あとそれはB級としてはある程度の民主化が必要なことは否めないでしょう。日本酒に関しては「イベントもの」「知識を見せびらかすだけもの」ではなくカクテルなどの飲み方を提案していくことが民主化につながると思っています。

あと、私がビックリしたのはSGD疲れ。こういうシンクタンクがSDGsだぜ!これからは!とこないだまで散々煽ってきたのに「ああ、疲れたの?それもトレンドだよね」的な予測を出していることに世の中のスピードを感じました。

みなさまのご意見もお聞きしたいです。またコメント欄お待ちしておりますね!


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