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『LIFE SHIFT2』を読んでみた!未来を描いて行動する

『LIFE SHIFT2 〜100年時代の行動戦略〜』

2021年11月に、発売された『LIFE SHIFT2 〜100年時代の行動戦略〜』。

第1作の『LIFE SHIFT 〜100年時代の人生戦略〜』は、世界的なベストセラーとなり、人生100年時代となるこれからの世の中を、どう生きていくのかを考える機会になりました。
待望の第2作目は、一言で言うと、
これからの時代の理解とそのための具体的な行動
が決まる本だなと思います。

この本を読んだ感想を大きく4つに分けて書いてみようと思います。

1.なんとなく不安、その理由とは?

これからは"人生100年時代"が到来し、そうなると不安が増大していく、というところから話が始まります。
一昔前は終身雇用、高金利など、ただ会社で働いていれば安心という時代でしたが、今は状況が一変。高齢化、AI化による雇用の縮小などの影響があり、普通に働いているだけでは将来が不安、という状態に陥っている現代。

これに加えて、『LIFE SHIFT2』ではコロナ影響により、「お金より健康」という価値観へのシフトについても触れていました。
「ただ働く」という時代は終わりを迎えて、これからは「どう働くか?」ということが大切になってきます。

AIが発達してきたことで、
「人間らしく働くには?人間らしく行動するには?」
を本気で考える時代になってきました。

では、具体的にどう行動すればいいのか!?
その行動戦略を立てることがこの本のゴールです。

2.まずは描くところから行動しよう

この本を読んで改めて大事にしたいと思ったことは、人は
「人生のストーリー」
「ありうる自己像」

を考えることが大切ということ。

情報が溢れている時代だからこそ、それをしっかり取捨選択する!
自分の人生のストーリーが決まれば、そこに対して効果的な情報をとることができます。

僕は今年、新卒から働いていた会社を辞めて自分の事業で独立をするという選択をしました。
会社員時代は、給料は貰えているし生活はできているものの、「なんとなく不安」が解消されることはありませんでした。それは、言うなれば、"会社"という船の上に乗っている一乗員のようなものであって、自分の人生がその船の動向次第でどうなるかわからないというところからくるものだったなと思います。急に船が沈むことはなくとも、船の向かう先がガラッと変わることはありうる自己像の1つ。

自分自身の力をしっかりつけていくことによって、たとえ大海に放り出されたとしても自分のボートでやっていける、そういった自分自身の力を持つことが大切だなと思いました。

「自分自身で稼ぐ力をつけていこう!」

そんな人生ストーリー、ありうる自己像が明確したからこそ、どういうふうに学べばいいのかも見えてきて、「なんとなく不安」が解消されてきたなと感じています。

3.「人間にしかできないこと」とは?

AIか人間か?

AIの技術が発達してくると、人間に残される仕事は何だろう?と思ってしまいますよね。
総務省からもこんなデータが出ており、人間を超えるAIが誕生する時代はすぐ近くまで来ていると感じます。
参考)人工知能(AI)の現状と未来(総務省)

また、この文献にも登場している『アルファ碁』を超える人工知能もどんどん誕生しているそう。私が普段お世話になっている嶋村吉洋さん(投資家、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』主催者)のnoteではいつもこれからの時代の変化を先読みしてお話されており、参考にさせていだだくことが多いです。

嶋村さん曰く、これからの時代はコラボレートが重要。人と人が繋がることによって今までにない価値を見出だすことができる。
嶋村さんが人との繋がりをつくるソーシャルビジネスコミュニティを運営し、たくさんのプロジェクトを立ち上げている理由の一つが、このAI社会を生き抜く術になるのではないかなと個人的に思います。

こんな技術革新の世の中で、人間にしかできないことは以下が挙げられるとLIFE SHIFT2には書かれていました。

  • 人と人とのやり取り

  • マネジメントとリーダーシップ

  • ケアと思いやり

  • 創造とイノベーション

これからの時代を生き抜くために、人間の新しい生き方にシフトしていく必要がありますね。

合わせて、コミュニティを持つことも大切だそう。
人は一人では生きていけないからこそ、何かしらのコミュニティが必要です。
この数年間、僕は起業をしている人、起業を志している人のコミュニティにいることが多くなりました。それによって、独立した時も複数の取引先ができ、事業を順調に拡張することができました。

時代の移行に合わせて自分自身が移行させる力を持つこと、そのためのコミュニティを築いていくことは大切だなと思います

4.学びと人間関係

この本を読んで、まずは世の中の現状を知ること。そのためには現状をしっかり把握するための学びが必要です。それを踏まえて、自分の人生のストーリーを立てて、自分にとって効果的な関係を築き、自身の力をつけていくことが大切だというのが大きな気づきでした。

2021年はもう終わりとなり、来年はさらに技術発展の年になると想定されます。
「ありうる自己像」をしっかり描いて、人としての強みを活かした人生を築いていけるような2022年にしていきたいと思います。


参考)
■『LIFE SHIFT2 〜100年時代の行動戦略〜』

■嶋村吉洋さん
投資家、ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』主催者


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