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パティシエになるには、専門学校?or就職?

どーも、ぱっしーです。

こちらではちらほらと『キャリア」についてのお話をしていますが、今回は

いざ『パティシエ』になるにはどういう進路を歩めばいいのか?

というテーマで書いていきたいと思います。

今、学生で悩んでいる方もそうですが、お子さんが進路で迷ったときや、はたまたご自身が今後転職を考えている時の参考にでもなれば幸いです。

※ちなみに僕は高校から2年制の製菓専門学校に通っていた人間なので専門学校は実体験でお話しします。学校にいかず就職への道は、職場で出会った人たちから直接聞いた話をもとに書いております。

動画でも話していますのでよろしければこちらもどうぞ。しかしこちらの記事の方がボリューミーになってしまいました笑💦スイーツ投稿をメインにやっておりますので、お菓子動画目当てで遊びにきてください💡

では早速やっていきましょう!

☆専門学校

▶︎メリット

・知識を学べる

・環境

・就職率

それぞれ説明していきましょう💡

1『1から学べる』

僕は高校は普通科だったので、それまでお菓子や料理に関してこれと言って知識がありませんでした。高2の頃はパティシエと栄養士で迷っていて、化学が圧倒的に苦手だったのと当時パティシエブームが起きたことをきっかけにこの道を歩むことを決めました。なので「無知な状態でどうしようかなぁ」と迷っていたので専門学校に行く道を選びましたね。クラスメイトも似たような状況なので、みんなでワイワイしながら過ごしたのを覚えています✨

2『環境』

環境というと設備面が浮かぶかもしれませんが、ここでいう環境とは出逢う人々を指します。

天才は違うかもしれませんが、たいていの人にとって『仲間』の存在は不可欠です。同級生は将来ライバルにもなるわけですが、切磋琢磨し合いモチベーションを保つ時など最高のパートナーなんです。学校にいても楽しいことばかりではないし、落ち込んでいる時どれだけ仲間の存在に助けられたか...。今は連絡を取ることは少なくなってしまいましたが、たまに会いたいものですね。

同級生も出会えたことに感謝ですが、先生方、講師の方々と出会えるもの大きなメリットかと思います。一箇所に止まるとそこの情報しか得られませんが、通っていた学校にはわりと多くの講師の方が来てくれたのでいろいろ勉強になりました。就職の際にもこのツテを使ってる人もいましたし、人脈は非常に大事ですね。

3『就職率』

言ってしまえば当たり前の話ですが、専門学校とは就職するための学校なので当然学校側も就職率を上げるのに必死です。同じく『製菓衛生師』という国家資格を取得させるにも必死でした(都道府県で分かれているのですが、ある地域で落ちた人は受かるまで別の場所で受けさせられるという...)。

おそらく専門学校を選ぶ時は設備などと並んで『就職率』は大きな影響を及ぼすので力を入れるんですね。こういったおかげもあり(※問題児だらけの)同級生がちゃんと就職したのを見ると、社会に出る階段はきちんと用意されてると思います。

(※余談ですが、僕らの代はその後10年くらい話題になる、個性的で問題児だらけの伝説的なメンバーでした笑)

▶︎デメリット

・学費が高い

・学べるが習得できるかはわからない、積極性が大事

1『学費が高い』

どこの専門学校もそうかもしれませんが、製菓専門もやはり高くつきます。学校によって差はあれど『200〜300万円』位と考えておいた方がいいでしょう。

なので結構生活する上で負担になります。そしてパティシエとして働き始めてこれを取り返すのにもなかなか難しいものがありますね。なんせ『低収入・長時間拘束』がザラの世界なので。そしてこの世界に心折れてしまう人も少なくないのですが、真面目な人ほどこの学費がサンクコストとして引っかかり次の道に歩めずにいます。きっと人生で大事なのは今を楽しく生きること。なのに「学校に行くために200万も払ったから」としがみついてしまうんですよね(僕もそうでしたが…)。傷が深くなって動けなくなってしまったら元も子もないので、辛い時は体調優先で動きましょう。

少しダークな話をしましたが、もちろんお金だけが全てではありません!心から「好き」とか「やりがい」を持てれば楽しい職業だと思いますよ♪実際僕もパティシエを名乗り楽しく生きております✨

2『必ずしも習得できるわけではない』

王道メニュー(スポンジケーキなど)の例外はありますが、決められた期間(1年or2年)で多くのお菓子を学ぶため大抵の製品は一回作って終わりです。『たった一回だけ』です。あとはノートに記録などして振り返るしかないですね。

そして大体は班で製品を作るので、すべてを自分一人で作れるわけではありません。例えば、スポンジケーキを焼くことを自分がメインでやったら、デコレーションは他の人に譲るなど。自分一人で全部やろうとすると自分勝手な奴と思われ、周りから嫌われちゃいますからね…。なので『すべて触れられる訳ではない』ということです。だからこそ積極性が大事で、自ら『吸収していく姿勢』がないとあっという間に多額の学費をドブに捨てることになりますのでご注意を!

☆就職

▶︎メリット

・プロの技術が間近で見れる

・収入を得ながら学べる

1『間近で見られる』

パティシエは技術職なのでスキルが大切になってくる訳です。お菓子を作る際も動画や音声だけではどうしても伝えきれないポイントもあります。その感覚に近いスキルをプロがやっているところを間近で見れるのは大きなポイントだと思います。

2「収入&技術』を得られる

勤めるということなので、会社から給与が支払われます。上記と絡みますが、技術をその場で見れ学びながらお金が得られるんです。もちろん働いている訳なのでそれに値する動きは必要かと思いますが、よく「新人は失敗する(怒られる)ことが仕事」と言われるので貪欲に動くのがコツなんだと思います(この風潮変えたいですよねー)。

当時僕のシェフは高卒で就職を選び、そのまま上のくらいまで上がられた方なので、当然それに見合った『努力』は必要かと思いますが、専門学校に行かなくても進む道はある!っていうことですね。

▶︎デメリット

就職先を見つけるのが大変?

これは完全に憶測になってしまうのですが、やはり探すのが大変だと思います。学校だと求人募集が届きますが、個人で動く場合は自ら率先して動かないといけないので。

しかし、このメリット・デメリットが今の状況に当てはまるかはちょっとわからなくなってきています。

☆現代に当てはまるのか?

▶︎無料で学べる時代

昔は学校に行って学ぶ時代でしたが今はそうではありません。ネットが盛んになったおかげでYouTubeでもTwitterでもWeb上『どこでも無料で情報が手に入る時代』となりました。僕の作っているお菓子も学校で学んだことを扱ったりしていますし、他の方の作品もクオリティの高いものばかりです。なので「高額を払うに値するのか?」というところですね。あと、仲間との出会いも今は各コミュニティで築くことが出来ます。

もちろん同じ時を過ごし苦楽を共にする経験は買えません。そして人間はケチな生き物です。無料の情報は聞き流して終わってしまうけど、お金を払ったことに関しては貪欲に取り返そうとします。ここがお金を払って学校へ行く価値なのかと思います。

▶︎選択肢は2つだけなのか?

今回のテーマは専門学校か就職か?と進めてきましたが、現代は「就職しない」のも一つの手段と考えます。YouTubeやブログによって個人でも稼げる時代になったのでわざわざ縛られに行く必要はないということですね。いやぁ、選択が難しい時代になりましたね。ただ一つの答えは『行動』することです!

☆最後に

今まで長々と話してきたわりにふわっとした着地になってしまいすいません。ただ未来を作るには行動するしかなくて、『専門学校』でも『就職』であっても選んだ時点では正解はないんです。どちらにせよそこから学べることがあって、過去振り返った時「この道を選んでよかったな!」と思うしかありません。

僕自身『お菓子が好きなのにお菓子に悩まされ』めちゃくちゃジレンマを抱えた時期がありました。でも今は「過去のやってきたことは間違いではなかった」と思うし、そう思えるよう日々頑張っております。

進路はすごく難しい問題ですが、僕は頑張る人を応援しております!皆さんの未来が明るいものでありますように✨

▶︎自己紹介

[ぱっしー]
・「うつ病にきっかけに健康の重要さを再認識し、世の中にヘルシースイーツを届けたい!」パティシエ
・環境や健康に配慮した活動『Good Life Channel
・原宿のカフェで料理長
など、やっております。

▶︎SNS
Twitter 
ブログ

YouTube

最後までご覧いただきありがとうございました!😀




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