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貯蓄から投資へ

なんだかイヤな感じのフレーズだ、と巷で評判のあまり良くない標語。

iDeCoだNISAだと口の端には上がるようになったけれど、実際に始めている人はどれくらいいるのかしら?ちょっと調べてみた。
投資信託協会のプレスリリースによると、NISAの認知度は約8割、但し実際に口座を保有しているのは15~20%といったところらしい。幅があるのは、一般口座と積み立てによって違いがあるから。口座を開設しても、何もしていないひとも一定数いそう。

同僚たちの間でも時々話題に上るのだが、実際にNISAを始めているのはやはり数人。お客様と話していて、NISA始めました!ということも珍しくなってきたけれど、どんなファンドで運用していますか?と聞いても、なんだかよくわからないという答えも多い。答えたくない場合もあると思うけれど、家族や知人の勧めそのままにしているのではないかと推察する。(笑)

私自身がNISAを始めたのは約3年前。
利益が非課税になるならやってみようかなと思い、色々調べたところ株式だと1年間に120万では大した取引にならないので一般NISA枠で投資信託を積み立てることにした。
始めた直後にコロナショックがあり、昨年はウクライナ問題での株価下落もあったので、しばらくマイナスの水準で推移することもあったけれど、積み立て中心なのでそのあたりはドルコスト平均法でカバーできている。

ちなみに、たとえば10年間に一定の金額を積み立てるのと、その合計金額を最初に投資するのでは積み立ての方がパフォーマンスが良いらしい。

私のNISAはこの1年ほどの円安と、順調なS&Pの上昇により、ここひと月ほどでかなり利益が増えた。日本株もウォーレン・バフェットのおかげで順調に上がっている。
利率に換算すると、預貯金の比ではない。
というか、預貯金では3年くらい預けっぱなしだとしてもさして増えはしない。それを考えると、多少リスクを取ってトライする価値はあると思う。
日本人の預貯金の比率はかなり高くて投資へほとんど回っていないというのはよく言われること。金融リテラシーが高くないのでよくわからないものは敬遠する傾向にあることや、安全志向が遠ざけていると言われる。
金利が高いときであればそれもいいけれど、長年の低金利が続いていることを考えてみると、かなりの機会損失になっていると思う。

NISAを始めるにあたって、久しぶりに真面目にファンドのことを調べてみると、今は本当に選択肢が多く、多彩な商品が増えていると感じた。
会社の同僚達に、始めたいけどどんな商品を選べばいいかわからない。教えてと時々言われるので、希望を聞いて多少アドバイスをすることもある。
私は昔取った杵柄で毎日マーケットをチェックするのが習い性になっているので、朝起きたら欧米の市場を見たり、東京市場もいつもチェックしているが、別にそこまでしなくてもいいと思う。

昔はハイリスク・ノーリターンとか、揶揄されることもあったいわゆるリスク商品。投信信託はあまり好きではなかったけれど、少額で分散投資するには優秀な商品だとあらためて見直した。
世の中の動きや経済の動向をある程度見ながら、値動きを見るのは楽しい。
但し、自分の手に負えないものや投機的な商品に手を出すつもりはない。だから、FXやビットコインはノータッチ。そういう線引きは大切だと思う。

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