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伝わること伝わらないこと

先月のことだが、仕事でとてもイヤな思いをした。

詳しくは明かせないけれど、一方的にものすごく悪意を向けられたといえばいいのか。一見、物腰は柔らかいけれど、一皮むけば嫌味満載という感じ。私個人に向けられたものではなく、主に勤務先の組織に向けられたものなのだが、受け止めるのは私なわけで。こちらの言うことに聞く耳持たない人っている・・・そんなタイプ。
あちらの指定で職場へ伺ったのだけれど、広い敷地に多くの建物が点在する組織だったので、念のために事前に電話して建物の場所を確認しようとしたら、ナビで設定したら着きますよと。。このときに察するべきだったと思う。

常日頃、基本的には性悪説をとり、物事には裏があると疑ってかかるタイプだと公言しているというのに。我ながら、まだまだ修行が足りない。

仕事上、それはまぁ色んなひとに出会う。
イヤな思いをしたことはこれまでももちろんあるけれど、これは過去ワーストかなと思うレベルで、しかもその日は大雨だった。
思わず、終わったあとに上司に電話して愚痴る。これも普段はしない行為。一応、世間的にはある程度の地位にあると思われる職業の方。同様の地位にある方にこれまで何度もお会いすることはあったけれど、こんなひともいるんだな・・・。はい、勉強になりました。

そうしたら、その数日後。とても素敵なお客様にお目にかかった。
同じく、職場へお伺い。その日も雨だった。
受付で名乗るときちんと伝わっていて、応接室で気持ちよくお話ができた。とても感じの良い方で、大きな企業グループの役員の方だったけれど、帰り際に「雨の中をありがとうございました」と見送って下さった。うーん、しみじみ感動。やっぱり、人間性ってこういうところに出る。

やっぱり、相手への一定のリスペクトは必要だと思っている。
だから、サービス業のひとにぞんざいな態度を取るひとが、私は苦手。若いひと相手になぜかタメ口になったりするひとがいますよね。
そういうところを見ると、気持ちがスーッと冷める。
もちろん、反面教師にして自分も気を付けないといけないんだけど。

実は、この文章を書いたのは事件?当日のこと。
若干ぼやかしたつもりではあるものの、怒りに任せて書いたので、すぐにはアップせずにいた。そのままお蔵入りにしようかと思ったりもしたのだけれど、今日は逆のことが起きた。
最初、電話であまり感じの良くない対応をされたお客様から、30分ほど後に連絡をいただき。。内心で少し驚いていたところ、何度かご連絡をいただいていたのにごめんなさいね・・・と先ほどとは違うとても柔らかな口調でお話しくださって、きちんとお話ができたのだった。

捨てる神あれば拾う神あり。
そんな気持ちになれたので、この文章をUPすることにしました♪

日々のよしなしごと、好きな音楽のことなどを書いています。 楽しんでいただけたら、サポートしてくださると嬉しいです。