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コロナのワクチン接種とアナフィラキシー

医療関係者を対象に、コロナのワクチン接種が始まっています。
医療者の次は高齢者と基礎疾患持ちの順番となる様子。

2月の診察時に、一応主治医に確認してみると、今の私は重症化リスクはほとんどなく健康体と同等と考えて良いとのこと、普通のひとと同じ順番になるようです。
そして先生は、コロナのワクチンは打っておいた方が良いでしょうと。確かに治験の期間は短いが、打たずにいるリスクを考えた場合、明らかにメリットは上回ると言われました。

ところで、ワクチンのアナフィラキシー症状について、報道がされていますよね。それをいくつか目にして、自分の根本的な勘違いに気づきました。
アナフィラキシーと聞いて、私がイメージしていたのは「アナフィラキシーショック」。甥が重度の卵アレルギーでエピペンを携帯していることもあり、アナフィラキシー=ショックのことだと思っていました。これはかなり激しい症状で、死に至る危険もあるような状態です。
ただ、よく確認してみるとコロナワクチンにについてよく言われているのは「アナフィラキシー症状」。要は、なんらかのアレルギー反応がワクチンによって引き起こされたとみられる状態のことだそうです。

それで思い出したのですが、オペの準備のために、血管を特定する特殊なCTを撮ったときにアナフィラキシー症状が出ました。造影剤を使ったCTでしたが、撮影の終わりの方にのどに違和感があり、少し咳き込んだのです。自分ではそれが造影剤の関係かどうかも自覚していなかったのですが、撮影終了を同時にスタッフが確認に飛んでこられました。
そのときは、あまり重篤な症状ではなかったものの、立ち上がるとふらつきがあり、少ししんどかったので別室で横になり点滴を打ってもらって小一時間で帰宅できる状態になりました。
これまでMRIの造影剤は何度も使っていて、特に具合が悪くなったことはないので気にしていなかったのですが、CTに使う造影剤の方が作用がキツイのだそうです。こういうことが起こりうるということなんだとあらためて思いだしました。

コロナワクチンについては、最近は母の通院もあったのでそこでも先生に聞いてみました。やはり答えは明快で、特にアレルギーなどがないのであれば接種するメリットが上回るので、受けておいた方がいいんじゃないですか?と。高齢者だしこちらは重症化リスクもあるわけで、打たない方はないですよね。懐疑的だった母も納得で、順番が来たら接種しますと話していました。

母の主治医によると、この1年はインフルエンザの患者が本当に少なく、マスクと手洗いでこれだけ予防ができることがわかった。もしかしたら、今後はコロナのワクチン接種が従来のインフルエンザ予防接種のようになるかも知れないとのこと。まだまだ、コロナのワクチンに関しては抗体がどのくらい持つかなど未知数のところも多いけれど、将来的にそうなる可能性もあるとのことでした。

医学に関してはわからないことは、普段の通院時に主治医に聞いてみることにしています。自分の身を守ることができるのは自分ですから。
今の健康状態をいちばんよく知っている主治医の判断が、ネットで聞きかじった情報などより正確なはず。そのために診察時に信頼関係を構築しているわけです。そしてそれに応えて下さる先生なので、気になることはなんでも聞いてしまう私でした。
先生、いつもありがとうございます♪

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