設定メモ

タイトルのとおりです。
いくつか思いついていた設定案の自分用メモです。



・自分にとって嫌なことを否定し、それは全て夢だったことにできる力。

しかし、それはあるべきだった可能性を自ら拒むことになる。
そして否定した分、先の未来が固定される。
その結果生まれるのが予知夢。
そこで見た事象は否定できない。
あらゆる可能性を否定して狭まってしまった選択肢に、そこに向けたレールが敷かれてしまっているから。

力に無自覚なため、自分に都合の悪いことを否定し続け全てただの夢だったと思っていた主人公。
ある日、自分が交通事故死する予知夢を見てしまう。
ただの夢だと思っていたのに、夢の通りに事が進むことに恐怖し事故を回避できるように行動する。
その結果、事故で死ぬのが自分ではなく同じクラスの女子生徒に取って代わってしまうのだった。



・月明かりの魔女に恋をした

細胞の突然変異により、呼吸ではなく周囲のマナを吸うことが生命維持に欠かせなくなった少女。
魔法の概念もなくマナという物質が科学的に立証もされていない世界では、少女はただ近くにいるだけで不調になってしまう不気味な子として、親も含めて周囲から避けられていた。

しかし、そんな少女も月が明るい夜には、植物の光合成さながらにマナを体内で合成できるのだった。
自身で合成したマナを呼吸するため、月夜だけは普通の女の子でいられるのだが、もちろん誰もそのことは知らない。
本人もわかっていないため、人と会うことはずっと叶わないと思っていた。

そんなある日の夜、偶然にも少女は一人の少年と鉢合わせる。
これは忌み子として呪われた少女と、月に照らされた彼女に一目惚れした少年の、夜にしか会えない物語。



・未確認生物の出現により未曾有の危機に扮した人類。

対抗しうる兵器を生み出し奮闘するも相手も免疫を持つようになり効かなくなる。
そこで免疫がつく前、未確認生物が大繁殖する前の時代にタイムリープしてその兵器を持ち込む策を考える。
見事タイムリープは成功したが、その時代の技術では対抗兵器を扱いきれず暴走を起こす。
その結果、副作用で使用者の遺伝子が変化したのが未確認生物の正体だった。


・精霊。それは速すぎて人間には目視できない上位存在のこと。

動物は生きているし植物も同様に生きている。
だが我々人間には、動物の活動は目に見えても植物の活動をはっきりと認識するのは難しい。
動いている。
しかし、少しずつだから。
だからそれは人間にはほぼ止まっているように見える。
同様に、精霊側からは人間は動きが遅く止まってるように見えている。
逆を言えば、人間には精霊の動きは速すぎて観測できないのだ。
人間の一年は、彼ら精霊にとっては一分にも満たない。

自然災害とは、精霊がただ通り過ぎた結果である。
だが、それが人間には正確に観測できない。
結果、災害として大きな脅威としか捉えられない。
大豪雨も。台風も。雷鳴も。地震も。
例えるのならアリが歩いている人間に踏まれるようなものだ。
災害が生じること。
それが彼らの存在証明となる。

そんな精霊と交流できる者達。
彼らは精霊守護者と呼ばれ、精霊の加護を得ている。
精霊守護者は子供たちにも人気の職業だ。
国家資格であるため、時に彼らは国家兵器とも評される。
精霊は加護を得られた者の前には、人間に見える速度で動いてくれる。
そして、加護を与えるということはその人間の時間間隔を精霊達の時間軸へと昇華すること。
そのため肉体に対する負荷はでかい。



・人間は神様によって大量生産された絡繰。

人は他の動物よりやや複雑。
そのため一様に作っていても個体差が出る。
粗悪品、不良品=サンプル体から一定の基準を逸脱したもの。
欠落だけでなく、どこかが突出しすぎてる場合も不良品扱い。
神はそんな不良品を回収して直している。
しかし、没個性を恐れた人々は反旗を翻し、神の持つゼンマイを奪取する。
このゼンマイを巻かれた分が、その人間の寿命となる。
しかし、既に巻かれて活動している人間のゼンマイを再度巻くと今度はその人間の秘められた力が覚醒するのだった。

不良品回収に勤しむ神

世界中で苦しんでる人(不良品)のゼンマイを回して力を与えようとする人間達
の対立。

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