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 レストランスタッフが、フードライターになった話Vol.1

こんにちは、スペイン産オリーブオイルのインポーター加藤です。

noteからメールに「スキのお知らせ」、「フォローのお知らせ」と届くペースが上がっていてワクワクします。それだけでなく、リアルなお友達からインスタにnoteの感想が届いたり、直接会う人に言われたり。
今日もこうしてあなたが、忙しいなか読みにきてくださるおかげです。ポチッと押してくれて、本当にありがとうございます。


ライターや、ライターに関わる方が多いイメージ


わたしの勝手なイメージかもしれないのですが。
note界の書き手の方って、他の媒体よりも、ライターさんや、これからライターとしてやっていきたいと宣言している方が多い印象があります。
メールにnoteから「スキのお知らせ」がきて、どんな方だろうと訪問するたびそういう方々の記事に出会うことがあるから。
プロフィールで「ライター」の文字を目にするたび、ふと思い出しました。
フードライターになりたての頃、デスクの先輩から「こんな風にライターになるのは珍しいです」と言われたことを。
そこで、こんなライターもいたよっていうことでまとめておきたいと考えました。



フードライターに応募したら、たぶん忘れられていた


もう20年以上前のことです。
好きなフード系の雑誌を読んでいたとき、ライター募集を見つけて、ドキドキしながらその場で応募。しかし待てど暮らせど連絡がありません。思い切って2週間後に問い合わせると「もう決まりました」とのお返事でした。
ダメ元の応募とはいえ、電話した際の「確認します」からの待ち時間などから推測してしまうと、完全に忘れられていた雰囲気です。
決定的な「ダメ」を痛感したのはいうまでもありません。
実績もないんだし、仕方ないこと。縁がなかったんだ・・・。
たった一度、応募してみた程度のことで、わたしはライターというものには縁がないのだと思い、さっくり諦めました。笑


書くことが、楽しい


しかし、その後、2008年に書くことに目覚めるきっかけが訪れます。
それは、アメーバブログ、通称アメブロです。
ビジネススクールの課題として出されたうちのひとつが、アメブロを書くことでした。
それまで仕事でパソコンを使うことがまったくなかったわたしは、ビックカメラに初めてのパソコンを買いに行くところからスタート。初期設定がわからなすぎて半泣き状態で、何時間もかけてアメブロのアカウントを作りました。
ブラインドタッチなんてことも出来なかったのに、それから1ヶ月経つ頃には、別人です。自分の場所、自由な場所、伝えたいことを伝えたいように書ける、ただそれだけなのにこんなに楽しい、嬉しい。
自己表現というか、表現できることって最高!そんな気分でした。
夢中になって、ほぼ日で書いていましたから。相当に好きなことだったんだと思います。
アメブロも、たしかスタンプがありましたよね?(ちょっと忘れている)
スタンプや読者も増えてくると、コメントやメッセージも届くようになります。
ラジオや雑誌からオファーもいただくようになり、もう書かずにはいられないくらいのはまりようでした。


読む楽しさも思い出す


書く楽しさを知ったわたしは、読むことにも夢中になります。
読むといえば、それまでは本だけです。とくに小説ばかりでした。
ブログに出会い、記事を読む楽しみを知る頃、iphoneを手にします。
移動中も読めるようになり、読み応えのある記事、好きなテーマの専門家、ライターさんの書く記事、編集長の書くSNSなど、没頭して読みました。
とくに憧れの女性社長ブログは、数年分を全部読んでしまったくらいです。


ふたたびフードライターに応募


ある憧れている編集長のSNSを拝見していたら、フードライター募集の投稿がありました。
ライターにはなりたいと思ってませんでしたが、書いてある条件はパスしていたので、ダメもとで連絡をしました。
すると即レス!書いてある内容は覚えてないのですが、とりあえず、面談をすることになったと記憶しています。
憧れの編集長から直接のメッセージが来たことや、そのスピード、そんなことにいいようのない嬉しさが込み上げてきました。合格するかどうかなんて、そっちのけ。いま思えば、ただのファンですね。笑


喋りすぎた面談


結局、面談の日に、憧れの編集長は急な取材か何かでお会いできませんでした。
しかし代わりに面談してくださった方が、また素敵でわたしは感動してしまいます。話し方から、知性が漂い「デキる人」感が溢れているにもかかわらず「初めて会うのに、この人の前ならなんでも話してしまう・・・」というような柔らかい空気感を纏っている方だったから。
受かると思っていなかったので、最初で最後の編集長に会うチャンスはなくなったけど、このかたに会えたならよかった。
そう思いながら、温かい気持ちにのまま事務所を後にしたことを覚えています。


まさかの。。。


結局、今回は、合格。
「編集長から、書いてみましょう!」とのメッセージと共に、合格のお知らせがすぐに来ました。
まさかのフードライターがスタートします。
それから思い出したのは、あ、わたしフードライターになりたかったんだと。
夢って忘れた頃に叶うんですね。
あとから知ったのは、そのときの応募で合格したのは、わたしだけだったということです。しかも、かなりの数の応募が編集長に届いていたと。
「え?!なぜわたしが?!」
そこには、わたしがまったく想像もしていなかった理由がありました。


レストランスタッフが、フードライターになった話Vol.2へつづく。

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