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台風のごとくメンヘラちゃん現る


本日のメゾン・ド・トモコ。

pmsという不調のこの時期。

外は雨。とっても低気圧。

彼女はやってくる。

彼女の名前は『メンヘラちゃん』

※メゾン・ド・トモコって何?て方はこちらの記事へ💁‍♀️

メンヘラちゃんは普段はメゾンに滞在してないけど、月に1日2日滞在して、いつの間にかいなくなる不思議な住人。

メンヘラちゃんはとにかく、物事を良くない方から見るのが得意。

昨日まで気にしてなかったことが急に気になる。

「この間言われたことって実は嫌味だったのかも...??」

から始まって、どんどん負のスパイラルに陥り、

「誰も私のことなんて必要じゃない!」
「この世に私の居場所なんてない!」

と、壮大なスケールでわめき始める。

メゾンの管理人のさのうちゃんが
いくら「そんなことないよ」と言ってもダメで、なんなら
「あんたに何がわかるのよ!何も知らないくせに!」
なんて言ってくる。もうイヤ笑

そうやって自己否定から他人を責め始めるフェーズに移ると、愚痴と文句が湯水のごとく溢れ出す。

「あの時のあの言葉、傷ついたんだけど!」
「私のことどうでもいいんでしょ!」

あーだこーだ。
メゾンのラウンジでそうやってずっと
騒いで、わめいて...。

住人は迷惑そうに自分の部屋にこもってしまう。

でも、いつも管理人のさのうちゃんだけが
隣で「考え過ぎだよ」「大丈夫だよ」と声をかけてメンヘラちゃんをなだめる。

数時間するとメンヘラちゃんはわめき疲れて、
ソファで寝てしまうので、さのうちゃんはそっとブランケットを掛けてあげる。

メンヘラちゃんは繊細で、起こる全てを悪く取ってしまう。過去の出来事をわざわざ引っ張り出して悲しんで、将来のことを勝手に妄想して落ち込んで、そんな気持ちにさせる周りの人や環境を恨んでしまう。

でも、そんなやっかいなメンヘラちゃんだけど、さのうちゃんはほっとけないでいる。

メンヘラちゃんはどこか、妹のうのうちゃんに似ている。2人とも小さな子供みたいに自分の思いに素直で、周りを気にしない。

うのうちゃんは、陽な感情に真っ直ぐで、
メンヘラちゃんは、陰な感情に真っ直ぐ。

さのうちゃんは、うのうちゃんを応援したり、メンヘラちゃんをなだめたりして、
このメゾン・ド・トモコの平和を守っているのだ。

大変だね、管理人の仕事って。
偉いぞ、さのうちゃん!


メンヘラちゃんは、散々わめいて、寝て、
すっきりするのか、次の日の朝には挨拶もなく
居なくなっている。
そんな台風のような女の子。

また来月会おうね、メンヘラちゃん。

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