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「脳内センサー」~人生のナビゲーションがあれば…~

 人生のナビゲーションがあればいいなと思う冷おろしです。「幸せ」という目的地まで、道案内する羅針盤があったら、どんなに便利でしょうか。

 動物の特殊な能力に帰巣本能があります。地磁気などを利用して方角を知ると言われる渡り鳥や、伝書鳩、生まれた川に遡上して産卵する鮭、あるいはミツバチなどの帰巣性がよく知られていますが、人にも「幸せ」に導く特殊な能力はないのでしょうか?

 現在、日本をはじめ世界各国の医療現場で病気の発見・予防に使われているオーリングテストと言う診断法があります。日本人が開発した方法ですが、例えば右手の親指と人差し指でOKマークの形を作り、左手に薬や食べ物をのせます。OKマークを第三者に引いてもらい、指の力の強弱で自分に合うかどうかを診断する方法です。つまり生体は、有害か無害かを判別する「センサー機能」を生得的に持っている訳なのです。

 この仕組みを「O-リングの驚異」の著者・新井基夫医師は、「気」と言うエネルギーを人体が感知しているのではないかと述べています。人体のリズム振動(気)は、あらゆる物体のリズム振動の影響を受け、その中から自分に合ったものを選択していると述べています。これは、薬や食べ物だけでなく、人との相性にも応用ができるようです。

 しかし、オーリングの習熟には時間が掛かりますので、私達一人一人のセンサー機能を高めるしか方法がないようです。「気」を研究している科学者は、脳を変性意識状態に導く事を奨めています。大脳の新皮質を休ませ、動物脳を活性化するのが良いらしいのです。

 その方法として座禅や瞑想を奨励しています。セロトニン神経の活性化を研究している東邦大学医学部教授・有田秀穂氏も30分程度の座禅やリズム運動に効果があると言っています。つまり、抑圧されている動物脳(大脳辺縁系)の活性化が鍵を握っているのです。

 人生のナビゲーション(直感力)を高める訓練を続けるならば、運を向上させる可能性も出てくるのです。哲学者ルソーは「自然に帰れ」と言いましたが、皆さん、たまには「動物」に帰りましょうか? 酒を飲むとトラになる冷おろしでした。

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