【マンモス肉が復活!】マンモスのDNAを使って培養肉を作ったぞ
昔のアニメーションで原始人がマンモスを捕まえて、ステーキにするシーンを何度も見たことがあって、あれはとてもおいしそうに見えていた。皮付きの輪切りステーキという野趣あふれるビジュアルだったけれど、よく考えてみたら、皮膚が残っているマンモス肉はさすがにおなか壊すかもしれない。
まだ、農耕が始まっていなかった頃、狩猟民族だった人類の祖先は牛や豚を家畜にする術も無く、野を歩いていたマンモスを命がけで狩っていたんだろう。
そして、黒曜石で作ったナイフで肉をさき、皮を剥いで、食料は衣服に替えてきた。肉は焼いていたのかな。保存技術が無いから、燻製や干し肉にすることも無かっただろうし、氷室なんてもってのほか。
ワイルドに生肉をかじっていたのかなと思うと、おなかがきゅっとしてくる。生肉でも取り立てなら、まだ大丈夫なのかな。挽肉にしてくれないと自分は食べられそうに無い。
オランダ、首都アムステルダムにある科学博物館MEMOで、オーストラリアに本拠をおく培養肉会社Vowが発表したのは、「絶滅したマンモスのミートボール」
しかし、数千年前のタンパク質なので現代人が食べるには安全性の確認が必要で、まだ食べられる状態ではないという。
数週間かけて育てられた子の肉は、マンモスのミオグロビンのDNA配列を最初に特定した科学者によって培養されたモノ。
マンモスの近縁種であるアフリカ象の遺伝子を用いてマンモスのミオグロビンの配列の一部を補い、電流を利用した羊の細胞を挿入したという。
しかし、まだ安全性に問題があるのかわかっておらず、それはなぜかというと4000年もの昔のタンパク質を誰も見たことがないから。安全性のテスト結果次第ではやっぱり食べてみたい人はいる。
この巨大な肉団子をオーブンでじっくりと焼き上げ外側をバーナーで焼き目をつけたら、ワニの肉のような匂いがしたそうな。
この肉は培養肉なので、動物由来の肉に見られる食中毒菌や抗生物質を使っていないので、安全ともいえる。
このマンモス肉が安全に食べられるなら、食のあり方も変わってくるだろう。命を奪うことに抵抗ある菜食主義者も肉が食える人もあらわれるかもしれない。
また、恐竜の肉も食べられる可能性もあるだろう。でも、自分たちはやっぱりマンモスの肉にすこぶる憧れている人の方が多いだろうね。
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