【AIが有名なラファエロの名画に隠された異常な信号を検出】AIが名画に他の作者を特定したぞ
ラファエロの名画に潜む異常な信号
人工知能(AI)は、人間の目には見えない画像の細部を見るように訓練することができる。今、AIニューラルネットワークは、ラファエロの絵に描かれた顔について、ある異常なものを特定した。
問題の絵画とは?
問題の顔は聖ヨセフのもので、マドンナ・デッラ・ローザ(バラの聖母)として知られる絵の左上に描かれている。絵の真贋についての議論があった中、AIアルゴリズムが一部の筆致は別の画家の手によるものだと指摘。
AIによる画像分析の手法
イギリスとアメリカの研究者たちは、ラファエロの筆によるものとわかっている作品に基づいて、カスタム分析アルゴリズムを開発。ディープフィーチャー分析を用い、ラファエロのスタイルを非常に詳細に認識することに成功。
聖ヨセフの顔に隠された謎
研究者たちは、聖ヨセフの顔が他の部分よりも技術的に未熟である可能性が高いと指摘。AIが描き手の特定に貢献し、ラファエロの弟子が関与した可能性も浮上。
AIと美術鑑定の未来
この研究チームは、AIが美術専門家を取って代わるのではなく、美術専門家を助けるツールとして使用されるべきだと強調。美術品の鑑定プロセスを支援する手段と位置づけている。
ChatGPTより作成
ここまでくると、AIの観察力は専門家のそれをしのぐもので、鑑定士の仕事を奪ってしまう可能性も見えてくる。ただ、美術専門家は審美眼という共感を強みにできるAIには持っていないものがあるので、職業がなくなると言うことはないと考える。
贋作を仕事にしている贋作師には、厳しいご時世になってしまうかも。年季入っているように見せるために描いた絵画にコーヒーを流し描けるのを見て感心してしまった。
でも、作者のタッチを学習できるのは、人間でもできるし、今回はAIの可能性を示したわけだけど、これからは片っ端から絵画の鑑定をしていくようになるだろう。あの有名な絵画が実は違う人だった。そんなニュースが度々出てきそう。
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