ダイヤモンドを作るぞ放射性廃棄物で
原子力という人間の一生では測りきれないほど無限にも感じる稼動時間を身近なもので使えたらいろいろと捗りそう。
2018年の夏にストロンボリ島の火山にドローンを使って自動計測装置を置いていった。
この装置はソフトボールほどの大きさでチョコのかけらほどの大きさの原子力電池で動作するという。
この電池は人工ダイヤモンドから放出される高速の電子を電力に変換する。この電池の寿命は何と数千年。充電いらない、むしろ人類まだ残っているのかと思うほど。
この電池は従来の原子力電池に比べて効率が良くて電力密度も高いという。
うまくいけば、量産体勢に入って24年には市販化を目指している。ワクワクするね。
ただ、短時間で大量の電力を供給する用途には向いていないので、残念ながらノートPCやスマホにはまだ無理みたい。PCは電力の消費が安定しないからねぇ。
このダイヤモンド電池が向いている用途としたら、先の火山地帯のように危険な場所で観測を行う場所など、バッテリー交換が大変な場所など、そして、少ない電力で消費が安定している機材。
というわけで、心臓のペースメーカー、ウェアラブルデバイス、この辺でも威力を発揮できる。ペースメーカーと言えば、パーキンソン病にも使われるのもあったね。
充電がネックなウェアラブルデバイスにも、充電が要らなくなるというなら、ホントにうれしいところ。
なお、気になる放射線もたいした被曝量ではないそうな。
いずれはゲーム&ウォッチなどの軽い携帯ゲーム機にも使われるときもくるかな。
しかし、人工ダイヤモンドがバッテリーになるなんて、見栄え的にもちょっとカッコイイじゃないですか。
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