【T-REXをこえる?】ヨーロッパにティラノサウルスよりも大きい肉食恐竜がいるぞ

恐竜の化石にちいさい頃から思い入れがあって、親にねだって連れて行ってもらったのが上野の科学博物館。最近になって、また行きたくなったので、思い立ったその日に行ってみたのが、2019年10月。

このあと数ヶ月遅れていたら、行けたかどうかわからなかった。

タルボサウルスの化石を見に行くつもりが、ティラノサウルスになっていたという、思い出の補完は出来なかったけれど、もっと良いものが見られた。

ティラノサウルスが超肉食獣であるというのは、大きな顎に体がデカいと言うこと。シンプルに凶暴さを示しており、その時代の王者にふさわしいステータスである。


サウサンプトン大学の調査により、イギリス南部にあるワイト島で、恐竜の新種が発見されたという。正式名称はまだ決まっていなくて、白亜紀の地層から発見されたことから「ホワイト・スピノサウルス」と呼ばれている。

全長が10メートルを超える大きさで、ヨーロッパで見つかった肉食恐竜のなかでも最大級とのこと。

ティラノサウルスよりも大きく、おそらく背中から穂が出ているスピノサウルスの近縁と考えられている。

今回発見されたものが、かなり珍しく、わずかな化石しか見つかっていない。なので、断片でしか知られていないので、正式な学名をつけていないという。ワイト島の南西海岸にあるコンプトンチャインの知覚でこの骨は見つかったけれど、この島には他にも新種が2種類見つかっているという。

もしかしたら、独自の生態系があったのかもしれないけれど、ティラノサウルスを超える大きさの肉食恐竜が存在していたとは、まだまだこの分野は掘り尽くし切れてない。それもそのはず、人類の有史以前を加えたとしても、もっとはるかに長い時間を生きていたのだから。


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