科学博物館に行ってきました。
キリンの骨格標本。
上野に行く用事があったので、国立科学博物館に行きました。
しかし、平日でも人が多くいる場所ですね、さすが東京。
中に入ると、学生の団体客がわらわらと。そうか、修学旅行であるな。
時間がちと余裕が無かったので、目当があるであろう地球館へ。
何というか、生命ってすごいよね。
生きていくという第一義の本能が何億年という時を掛けて、形を変えて、性質を変えて、大きさも変えて、多様性という言葉のイメージではくくりきれんくらいに生物は種類を増やしてきたわけで。
これ見たかったんだよー、万年時計。ここに展示してたのか。
季節の変わり目も月の満ち欠けも、ほぼ正確に表示が出来て、装丁も当時の職人がいい仕事をしてくれて、技術も美術も最高峰の一台。これこそ、貴金属ってやつ。
NHKだったかな。これの復刻プロジェクトを地上波で流してくれて、現代の技術者が頭を悩ませて、動けるように作り上げたんですよ。
時を刻むギアの微妙な削り具合や、ゼンマイに使った鉄板が鍛冶屋が作ったようで、同じ金属だと再現できなかったから、代用を使ったとか。
零式戦闘機21型。
靖国神社のそばにある別館に52型が展示していたんですよね。
それにしてもデカいプロペラ。これが出来た当初は相手を翻弄してたんですけどね。アメリカの物量による技術力と生産力にはかなわなかった。
初めてお目にかかりました。T-REX。ティラノサウルスです。
某先生によるとティラノサウルスは肉食獣では無くて、「超肉食獣」なんです。
しかし、強靱そうな顎ですね。咬み引き裂くという機能性に特化した牙の並びといい生々しくも美しさも感じます。
ながーーーい。太古の昔にはこんな水棲生物がいたんですよね。結局、生存競争に生き残れなかったから絶滅したんでしょう。強そうだけど、強いだけでは生き残れないのが自然の厳しさなのでしょうか。
自然は厳しいといいますが、弱肉強食というのは少し的が外れていて適者生存がより適していると思うのです。
強い生物がいたとしても、摂取する動植物が一定数いないと生存が出来ないし、環境の変化には身体が大きいと生命の維持がすごく難しいんですよ。
小さきゃ小さいで外敵が多いし、非力なのでたくさん増やさないと減る数が多いのですから。
なので、大きい動物に寄生する代わりに身体に害をなす寄生虫を食べるといった共存関係というのも出来たりするのですが、
元々、細胞も酸素が苦手だったから、ミトコンドリアを取り込んで、エネルギーをもらう共存関係が出来たんですよね。確か?
今回は地球館しか見られなかったので、残り半分の日本館をいずれまた。
あ、そうだ。昔見たタルボサウルスの標本は撤去されていました。
あと、ここにもいつかは。
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