飼い猫が「双頭の蛇」を持ち帰る。

1つの胴体に2つの頭を持つ生物、実際に存在するんだけれど、どれくらいの認知度があるのかな。それとどれだけ意外性があるんだろうか。

その昔、川口浩探検隊という脚本ありきのノンフィクション。いわゆる、モキュメントと言うやつかな。その川口浩隊長を率いるスタッフ達が文化レベルの低い村や、未開の地に赴いて、危険な道中をカメラが撮影するという筋書き。

その番組の構成がかなり危険な旅路であると緊張感を持たせ、現地民も恐れて近づかない場所だと説明したり、その奥には伝説の生物がそこにいるというワンダーを見せようとするので、毎回ドキドキさせる展開だった。

この川口浩探検隊で巨大怪蛇ゴーグを探しに行くという回を覚えていた。そのゴーグを見つけたとき、胴体が1つで頭が2つあったのを覚えている。かなりおぼろげだけど、それはそれで恐ろしいと感じていた。


昨年、アメリカフロリダ州パームハーバーで飼い猫が双頭の蛇を家に持ち帰ったという。さすがに捨てるわけにも行かず、現在はフロリダ州の魚類野生生物研究所で飼育されているとのこと。

猫は飼い主にお土産を持って帰る習性があって、鳥だったりネズミだったり、ゴキブリだったりして、預かっても困るものを喜んで持ってくるのだけれど、まさかのレアモノを持ってくるとは。ソーシャルゲームで言うところのSSRのさらにプレミアもの。

野生化で生まれるのは4万分の1とされて、日本国内では9例ほどあるという。



いわゆる奇形というやつで、どういう生態をしているんだろう。というのは、餌を食べるときは2つの口が同時に1つの餌をくわえたら、どうなるのかなって。


運良く、川口浩探検隊の映像を見ることができたんだけれど、よく見たら映像映えするようなカメラワークで実にわざとらしい演出。そうか、あのころはまんまと本物だと騙されてしまったな。

しかし、海外ロケまでして芝居がかった話をよく作っていたもんだなぁ。このころは潤沢に制作費があったんだなぁ。

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