歯周病菌感染がアルツハイマー型認知症に関与しているから歯周ケアはちゃんとやっとこう

なんかの刑事ドラマで老いた母親をおいて、長く逃亡生活を送っていた息子が母親と再会すると認知症になっていて、息子だと分からなかったという切ない筋書きを未だに覚えていたりするんですが、

認知症はどうしたら防げるのだろうと漠然と考えて調べてみても、脳トレとか趣味を持てとか、そうやって脳を使うことで、衰えを抑えていこうという手段がいっぱい出てくるわけで。

自分も認知症になりたくないし、誰でも認知症になりたくないとは思う。

ただ、認知症になってしまった人を仏様になったと扱う価値観も存在していて、ほぼ自我を失って、言われるままに生活していくのも楽な選択肢ではあるなとも。

しかし、この症状もいきなりなるというわけでなくて正気と惚気のグラデーションなので、そこを行き来する精神状態を想像するとぞっとする。


歯周病菌が脳内に歯周病原因菌が脳内に巡って、たまっていくと記憶障害が起きてしまうことを発見したそうな。

以前にもこの研究がなされていて、歯周病が悪さしてるんじゃね? と言う推測があったんだけれど、今回でようやく関与がはっきりしたと言っていいかな。

歯周病というワードがテレビCMにながれて随分経つけれど、歯茎と歯の間にあるポケットとかに歯垢が残っていたりすると雑菌が増えて炎症を起こしてしまう。

結果、歯茎が痩せていって、歯を維持できなくなってしまう。

で、歯のケアをしなくてはと毎日歯ブラシをする。ところが歯ブラシだけでは届かない場所がたくさんある。

普通に考えたら、平たいブラシで凹凸のある歯の構造に隅々まで磨けないよね。

歯科衛生士から、指導を受けるとやっぱり歯間ブラシやフロスを使ってねと推奨される。

面倒だけど、仕方ない。健康な老後を考えるとやらざる得ない。認知症で他人に迷惑をかけたくないしね。

若い人には老後なんて考えつかないだろうけれど、口臭の原因に歯周病の原因である歯茎のうっ血があるので、歯間ブラシを使って絞り出すのがお勧め。

あと、歯周病菌は脳だけでなくて、心臓にも悪さする可能性もある。

歯磨きを怠った社会人が治らない肩こりを訴え、調べてみたら心臓に細菌が悪さをしていた。仕事がハードだったと言うことも重なっていたこともあるんだろう。



ついでに

とかく、口内ケアは万病の予防になると言うことももっと知られていいと思う。


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