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IELTS Writingで目標点を取りたい方向けのお話

今回はライティング対策について書いていきたいと思います。
※前回の記事はこちらから

1. ライティング対策の予備校

Hiro ではまずいつも通りで予備校の有無というところです。我々はお互いにAGOSさんにお世話になったのですが、僕はTask2のところしか出てなかったので、Task1向け講座でどんなことをやってたかをまずTADさんにお聞きしたいと思います。
TAD はい、Task1はグラフや図を読み取って、特徴を表現するというパートですね。AGOSでは3ヶ月かけてパターンごとの記載の方法を学びました。具体的にはグラフの回、図や表の回、あとはいずれでもないプロセスの回、とかそれぞれのパターンを一通りやって、それぞれの書き方テンプレートを学んだという感じでした。
Hiro なるほどです。僕は数回IELTS受験しましたけれど、グラフや表の読み取りがほぼほぼ だったような気がしてて、一方でプロセス系の問題って1回出てきたかどうかって感じだったんですけれど、どのタイプの問題が出やすいとか、頻度みたいな話っていうのは言及されるんですか?
TAD もちろんされました。第1回授業が一番頻度高くい問題を取り扱って、回を追うごとに出てくる頻度が低いものを扱っていました。プロセス系は一番最後の週にあったので、 多分頻度としては低いのだと認識していました。
Hiro ちなみに毎回の進め方は、特徴を表現する際に使う単語を教えてもらいつつ、含めるべき要素、全体のテンプレートを教えてもらって、それに沿って演習するという感じですか?
TAD おっしゃる通りです。着目すべきポイント等ライティングの戦略というんですかね。どういう風に何を書けばいいのかって話と、それをどう表現するかという単語をパラフレーズでいろいろ学んだりという感じだったと思います。
Hiro 一般的に言われてることでもいいですし、AGOSで教わった内容でもいいんですけれども、今でも覚えているTipsみたいなものってありますか?
TAD 「単語の使い回しを避ける」ということは一番よく覚えています。表とかグラフの読み取りでは「増加」「減少」「停滞」という特徴を述べていくことが主なので、それぞれの言い方に関しては多彩な表現ができるように仕込まれましたね。'skyrocket'とか。
Hiro なるほどです。少しだけテーマとそれちゃうんですけれど、参考書によっては'skyrocket'はあまり使うべきではない?みたいに書いてあるものを見た気もします。
TAD え!
Hiro でもこれはおそらく、何でもかんでも'skyrocket'を使うなよってことを言いたいのだと思います。'skyrocket'という単語が示す「事象」があると思うので、正しくその事象を捉えた上で、「これなら'skyrocket'って言える」と判断したうえで使いましょう。 というようなニュアンスだと思っています。おそらくAGOSさんであれば、しっかりとそこら辺をガイド下さっていると思いますので問題ないかなと感じました。
TAD Speakingの'In a nutshell'みたいな話ですね。(気になる人は調べてみよう!)
Hiro まさしくその通りです。最後にTask1講座の推しポイントがありましたらお願いします。
TAD AGOSのテンプレートを覚えればWriting 6.5は切らないと感じましたので受講する価値あります!とお伝えします。

Hiro ありがとうございます。ではTask2のところを私からお伝えしますね。
TAD よろしくお願いします。
Hiro Task2も基本的には テンプレートを覚えていく感じです。出題パターンは大きく3パターンくらいあると思いますが、どれに対しても基本的な論理展開は同じなので、テンプレートを叩き込むことがメインだと思います。ただ、Task2は書く内容が250words以上で長いこともあり、テンプレート内の要素(センテンス数)はかなり多かった気がします。20くらいあったような。
TAD 確かに多かった気がします。
Hiro 授業内で一番ためになったのは「文章・文法のレパートリー」ですね。テンプレの要素の中に疑問文があるんですよね。「果たして本当にメリットはあるのだろうか?」みたいな論理展開をしましょう、というような感じなのですがなかなか自分で勉強していると意識的に疑問文を使おうと思うことはなかったです。なぜこのようにしているかというと、Writingの採点要素内に「文法のレパートリー」のような項目があるからなんですよね。だから疑問文・仮定法とか使っておくと加点ポイントになるよ、ということで教わった気がします。
TAD 確かに理にかなってますし、それなら意識的に「使おう」となりますよね。
Hiro 最初に論理展開+いくつもの要素を覚えるのは大変かもしれないですけれども、いったん覚えてしまえば6.5は硬いんじゃないかなと思います。 というのも私はAGOSさんの授業を受けてからIELTSを受けてないので実際に発揮する機会はなかったという状況です。ただ、非常に勉強にはなりました。
TAD なるほど。 なるほど。
Hiro 最初からあのテンプレートを覚えてたら、回り道しなくてもよかったのかなって気がしますね。
TAD そうですね。 やっぱりライティング非常に対策が効く科目なので、早いうちから予備校とかでちゃんとした指導を受けるのが大事だと思います。

2. 日々の学習について

Hiro それでは次に移ろうかなと思いますが、日々の勉強は何をされていましたか?
TAD 日々の勉強はテンプレの暗記とパラフレーズ練習でしたね。あとはAGOSで習ったパターンから少しずれたような問題にも対応できるようにイメトレをしてました。
Hiro なにか自分で問題演習用の教材とかは使われていましたか?
TAD 私はNishさんにお世話になっていたんですけれど、Writing対策用の問題をたくさんもらった気がします。Nishさんはお勧めです。MBAのインタビュー対策サービスで有名ですが、TOEFL/ELTSのSpeaking/Writing対策にもバッチリです。Speaking対策を申し込むとWritingもやってくれるという神サービスでした。
Hiro やっぱり他者の目線、特にネイティブの視点で日々評価してもらうのは大切だと思います。 僕は日頃書いたものに関して誰の目にも見せていなかったので、自己満で終わっていたかなと思ってます。
TAD Hiroさんは日頃どのような勉強を?
Hiro  僕は最初上田先生の「IELTS スピーキングライティング完全攻略」というものを使っていました。Task1で「増加」「減少」を表す表現がいくつかあるじゃないですか。そのようなパーツパーツで使う表現を図解と共に言い換え表現とかもまとめて教えてくれていたので、基本表現系はこの参考書で覚えました。この勉強だけでも一応6.5くらいは取れていたはずです。その他にはトフルゼミナールさんで出しているパーフェクト攻略IELTSライティングという本も使ってみました。ただライティングの本っていうのは著者のスタイルによるところが結構多いなって思いました。使っている表現とか単語が結構変わってきたりするなっていう印象を受けました。 特にTask2の方で。

TAD なるほど。確かにそれはあるかもしれません。
Hiro だからむやみやたらに色々手つけてしまうと、はちゃめちゃになって困る可能性もあるなという感じですね。
TAD 何か信じるものを決めて一本化させた方が筋も通っているし回り道もしなさそうということですね。

3. 上手くいったこと&上手くいかなかったこと

Hiro それではライティングの学習で大変だったことをお聞きしたいと思います。
TAD 毎度のことですが大変なことしかなかったです(笑)。テンプレってどんどん抜けていってしまうんですよね。。 僕は短期記憶派なので取りこぼさないようにメンテするのが大変だったなって思います。
Hiro 結構これまでリーディングとリスニングは単語のインプットのところで苦労されていたような印象もあったんですけれど、ライティング=アウトプットという意味ではどうでしたか?単語レベルでは結構言いたいことを本番で出せたりとかはいかがでした?
TAD そもそものインプットのレベルがそんなに高くなかったと自負してるので、アウトプット も稚拙な単語になりがちだなと思いました。表現の幅って意味ではもどかしい思いをしてました。
Hiro ちなみに何回くらい受けられていたんでしたっけ?
TAD 5回くらいだったと思いますね。
Hiro その中でライティングの点数での振れ幅はいかがでしたか?
TAD あ、それはですね。意外と6.0を下回ることはなく、 3/5は6.5を取れていたと思います。 
Hiro じゃあやっぱりテンプレがあると最低ラインも結構担保されるって感じですね。
TAD そう思います。Hiroさんは大変だったことはありますか?
Hiro 7.0が狙って出ないことですね。
TAD うーん。7.0まで行くとやっぱり一つ大きな壁がありそうですね。
Hiro そうですね。この前Cambridgeの同期になるインド人の方と会話したんですけど、その方もライティングは6.5しか出ていなかったっておっしゃられていましたね。インド出身だと英語は余裕かなって思っていましたが、改めてIELTSライティングの7.0って難しいんだなぁって感じました。
TAD そういう意味だとテンプレを覚えて最低限の点数としての6.0や6.5を担保したうえでのプラスアルファとして単語・熟語のレベルとか分詞構文等の難しい構文を組み込んでいくことが必要なんだろうなって思いました。

Hiro では最後にTips的な話に移りましょうか。TADさん、何かありますか?
TAD 最近Chat GPTがものすごい力を発揮すると思っています。例えば問題を投げて、それに対してIELTS7.5レベルの回答をしてくださいってお願いすると綺麗に書いてくれるので。
Hiro それは面白いというか、最新式の勉強法ですね(笑)。逆にこっちが書いた文章を採点してよってお願いすることはできるんですか?
TAD GPT3.5の時はできなかったんですけれど、4.0だとできるようになったとか。
Hiro ちょっと後で適当に採点してもらいましょうか(笑)。
TAD そうしましょうか(笑)。

今回はIELTS Writing対策について見ていきました。
なにか1つやり込むものを決めた上で、テクノロジーの力も借りて対策を進めていくのが良さそうです。

さて、次回はスピーキングを見ていきたいと思います!
どうぞお楽しみに!

※HiroとTADの自己紹介はこちらから


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