大卒ホームレス、起業する 第8話 「月収100万」
M社長とビジネスを始めたばかりのとき、スタートアップのメンバーが3人いた。
Rくんという人と、僕とK君だ。
主には営業の仕事だったんだが、Rくんは、かなりすごい人で、僕よりも年下なのに、すぐに契約をバリバリ取りまくっていた。
単価は数十万で、BtoC向けの営業。
月100万とかを全然超えてたので、マジでリスペクト…
えげつないレベルだった。
ほんと色々教えてもらった。
年下とか年上とか、ビジネスにはそんなん関係なくて、完全に実力勝負の世界。
学歴社会には嫌気がさしていたから僕にはちょうど良かった世界だ。
僕は過去にないくらい興奮していた。
絶対に成り上がる。
新宿の高層タワーマンションでそう誓った。
しかし、僕には顧客リストがなかったのだ。
続く
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