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心身の活性化「ブレスホールド」

私が日課に取り入れているシステマ・ワークのひとつに「ブレスホールド」があります。文字通りの意味で、息を止めます。

息を止めると、身体が酸欠状態になり、胸、鳩尾などに締め付けられるような緊張が出てきます。システマ・マスターのヴラディミアによると、息を止めることで、普段自覚していない身体の緊張が表面化するそうです。

また、精神的にも恐怖が出てきます。私達はパニックに陥ったり、不安になると無意識に息を止めてしまうことがあります。息を止める、というのはそういった状況を自分の中に擬似的に作り出す行為とも言えるでしょう。

ブレスホールドのやり方は色々ありますが、共通しているのは息を止めた後の回復プロセスが重要という点です。息を止めたことで起きる緊張やそれに伴う恐怖から完全に回復する。システマの重要な要素に「回復」がありますが、ブレスホールドもまた、心身の回復力を高めるワークのひとつです。

もし、やりおわった後、不快感や倦怠感が残っていた場合は回復が足りていません。私はシステマを始めた当初は、回復を十分にしないままやり過ぎてしまい、かえって状態が悪くなってしまったことが何度かありました。その為、慣れていない人は完全に回復するまで、じっくり時間をかけたほうが良いでしょう。


私はこれを朝起きたときや仕事や勉強などで疲れたとき、不調気味のとき等に行っています。やり終わった後はやる前よりスッキリして、身体が活性化したり、深いリラックスにより眠くなることがあります。

なぜ息を止めるとスッキリするのか。これはブレスホールドが身体・精神両方に働きかけるワークだからです。

息を止めるという負荷をかけることで、身体は普段より強く酸素を求め、回復時に代謝や血液循環を促進します。また、精神的にも「息を止めるという恐怖から回復した」という経験が自信を作ります。


ブレスホールドのやり方はシステマ東京の北川貴英さんの著作「最強のリラックス」に詳しく紹介されています。

また、動画ではトロント本部オンラインストアにて販売されている「Breath for Internal Control」がおすすめです(動画の概要欄にストアのリンクがあります)。


無料のものでは、Youtubeのシステマ東京、Systema Vasillievの動画にいくつかやり方を紹介しているものがあります。また、下の動画を見ながら一緒に実践するのもおすすめです。

ただし、Youtubeを見ながら一緒にやると、息を止めているときに広告が始まり、かなりきつくなることがあります(笑)。私はプレミアム会員ではないので、そのリスクは回避できないのです。


今回はシステマのワーク「ブレス・ホールド」の紹介記事を書きました。通勤・通学時でも気軽に行いやすく、とても良いワークです。

それでは、皆さん、良い1日を。







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