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“ミネラルさん”、 その名前の由来は「日瑠売石(ひるめいし)」にある (その3)

執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰

さて、今回の、
『“ミネラルさん”、その名前の由来は「日瑠売石(ひるめいし)」にある(その3)』についてですが、いったい、このミネラルというものが、私たちのカラダにどのような働きをしてくれるのかについて、もう少し詳しく語ってみたいと思います。なんとテーマは、「継続は力なり」に相転移します。

と、その前に、科学賞と平和賞で2度のノーベル賞を受賞した、アメリカの生化学者ライナス・ポーリングの博士の言葉から始めたいと思います。

ライナス・ポーリング博士は、

すべての病気を追求するとミネラルの欠乏にたどり着く。

そしてさらに

私たちの体には、70種類以上のミネラルが必要である。

と述べています。

また、栄養学の権威であるアール・ミンデル博士は、著書「ビタミンバイブル」の中で、

ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしでは何もできない。
ミネラルこそ、栄養の世界のシンデレラと、私は言いたい。
ビタミンはミネラルの助けなしに吸収されることも、
その機能を果たすこともできない。

と述べています。

ミネラルとは、地球上に存在する元素のうちの、4つの主要元素(酸素、炭素、水素、窒素)を除いたものをいいます。

で、私たちの体には、酸素(65%)、炭素(18%)、水素(10 %)、窒素(3%)の他にミネラルが4%含まれていますが、ミネラルは体内では生成することができないために、農作物などの食べ物から摂る必要があるのです。

しかし、その農作物が、戦後60年の間に収穫を高めるために大量に使った窒素・リン酸・カリウムによって土壌が枯渇し、バクテリアや微生物などが棲めなくなってしまい、土壌に栄養とパワーがなくなってしまったのです。

さらに農薬の多用によってミミズやモグラなどの小動物や微生物が死滅。作物がミネラルを十分に吸収できなくなってしまったのです。

当然のように、その農作物などからつくられる、加工食品もミネラルが激減しています。もちろん飼料として与えられた牛や豚や鶏もミネラル不足になり、その肉を食する私たちも、十分なミネラルを食物からとることができなくなったのです。負の食物連鎖です。

私たちの意識は十分に食べ物からミネラルを摂っているのですが、事実は、まったく足りていないのです。

考えてみれば、60年前は、今ほど癌や糖尿病やアトピーや膠原病などの病気は多くなかったのです。厚生省が発表した人口動態統計をみれば、60年前の死亡原因は、結核や肺炎などが上位をしめています。

ミネラルの不足が万病を招いてしまったのかもしれません。

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さて、前置きはこれくらいにして、ミネラルの摂取は、農作物などの食べ物から十分に摂取できるといった常識が、なかなか通用しにくくなってしまったのです。

生活習慣が原因である、生活習慣病の予防には、不足するミネラルをバランスよく摂ることが何より大切なのです。

〈ミネラルさん〉は、このような時代背景を鑑みて開発されたのです。

〈ミネラルさん〉の詳細については、前回、前々回のパローレで、もう十分にお伝えしました。今回は、その最終回です。そこで、ミネラルって、どのミネラルが、いったい私たちの身体のどこに、どのようにして働いているのか。

ま、ひらたくいってしまえば、どんな働きがあるの、そして、どれくらい摂取すればいいの、どのくらい摂り続ければいいの、というお話で幕を閉じてみたいと思います。

前述しましたが、私たちの体は70種類以上のミネラルによって正常に機能するようにコントロールされています。70種類上のミネラルといっても基準摂取量が決められているミネラルは、主要ミネラル7種類と、微量ミネラル9種類に大別されます。

まず、主要ミネラル7種類のおもな働きから始めます。

① 硫黄(S):皮膚・髪の毛・爪などをつくる。酵素の活性化を促進する。
② 塩素(Cl):胃液中の成分、殺菌する。
③ ナトリウム(Na):血液・体液の浸透圧を調整する・筋肉や神経の興奮を抑える。
④ カリウム(K):血圧の上昇を抑制、利尿作用に働く。
⑤ マグネシウム(Mg):骨や歯を強くし、酵素の働きを助ける。神経の興奮を抑制する。
⑥ カルシウム(Ca):骨・歯をつくり、神経の興奮を抑える。
⑦ リン(P):骨・歯をつくり、糖質の代謝を助ける。

微量ミネラル9種類のおもな働きについて説明します。

① 鉄(Fe):赤血球のヘモグロビンの成分として働く。
② 亜鉛(Zn):生殖機能を高め、ホルモン合成を活性化する。
③ 銅(Cu):ヘモグロビン生成を助ける。
④ マンガン(Mn):骨や筋肉をつくり、糖質や脂質の代謝に関与する。
⑤ ヨウ素(i):発育を促進し、基礎代謝を高める。
⑥ セレン(Se):老化防止、抗酸化作用、がん予防、免疫力の維持などの働きに作用する。
⑦ モリブデン(Mo):肝臓や腎臓において、老廃物の分解の働きに作用する。
⑧ クロム(Cr):糖や脂質の代謝を高め、糖尿病を予防する。
⑨ コバルト(Co):ビタミンB12の成分、血液をつくる働きがある。

もちろん、私たちの体は70種類以上のミネラルによって、正常に機能するようにコントロールされているのですが、主要ミネラル7種類、そして微量ミネラル9種類以外の、54種類以上の超微量ミネラルの働きは、それこそホメオパシー効果のような、原子レベル数個という微細な枠組みでの働きです。

ほんの僅かな影響力が、じつはとても重大な影響力を為しているという考え方は、1/fのゆらぎ効果においても明らかにされています。重さ4トンもある大きな釣り鐘も、小指1本で押し続ければ、あるとき、ぐらりと動き始めるのです。

ミネラルって、そんな働きによく似ています。毎日、毎朝、または食後に数滴ずつ〈ミネラルさん〉を摂る生活。そんな生活を続けることによって、ある日、体の働きが見違えるようにシャッキリしてきた。

そのような皆さまの声をお聞きしたくて開発されたのが、50種類以上のミネラルを含む〈ミネラルさん〉です。

で、最後に一言。

〈ミネラルさん〉に限りませんが、今さらですが、間違いなく、「継続は力なり」なのです。

“ミネラルさん”、その名前の由来は「日瑠売石(ひるめいし)」にある”最後まで、お読みいただいてありがとうございました。

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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎〈作成論文&レポート〉
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎〈開発システム〉
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としての
  カナ漢字置換装置・JCN〈愛(ai)〉
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎〈出願特許〉
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎〈取得特許〉
 「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等


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