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この宇宙はプラズマでできている vol.020

執筆:ラボラトリオ研究員  杉山 彰

3.11.父母音、子音、親音のそれぞれは、原子構造の名称と同定できる

「言霊百神:42頁」において、次のように記述されています。

森羅万象が有ると云うことは一つ一つその名が有ると云うことである。事物の実体はその名すなわち言葉に存する。名がなければ物事はない、名状し得ず、認識し得ず、把捉し得ない。すなわちそれは未剖(みぼう)の渾沌である。「天津神諸の命(あまつかみもろもろのみこと)」の修理固成(つくりかためなせ)の命令はその天津神そのものである先天、天名(あな)に基(もと)づいて、宇宙間のすべての要素の名を定め、その名の原理すなわち原理の言葉を以て万物を命名し、その原理ある言葉を指導原理として国家、社会、世界を組織し、建設し、経営せよと云う生命の命令である。名は万物の母であり、言葉が万物存在の根拠である。人間が創造する文明の実体は言葉であり、言葉として組織された世界が人間によって生み出された最初の国であり、文明の発展は言葉の発展である

科学は、森羅万象をかたちづくる最小単位として17種類の素粒子を発見し、その素粒子をもって陽子、中性子、中間子をかたちづくり、最終的に118種類の原子を網羅し、森羅万象のすべての成り立ちをあきらかにしました。

古事記の解義書である「言霊百神」は、科学が成り立ちをあきらかにした森羅万象の一つ一つに、言葉をもって命名し、そして、その成り立ちを明示したものです。

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“名は万物の母である” 母なる言葉として「アオウエイ・ワヲウヱヰ」の母音・半母音を創造したのです。そして父なる言葉として「チキミヒリニイシ」の父韻を創造しました。

母音をあたかも卵子のごとく、父韻をあたかも精子のごとく同定して、32の言葉である子音を生みだし、言霊五十音の麻邇(まに)として、高天原の国の国語(大和言葉)としたのです。

「言霊百神」をさらに引用(242頁)するならば、以下の記述がある。

・・・大宇宙の事物の原素の精神的把握として、すなわち文明創造の能動体の中枢としてこれを運用し組み合わせて、宇宙の森羅万象の名を悉(ことごと)く的確に表現し、その名によって事物相互を有機的に関連せしめて、然もこの事が無限に可能であるところの「声字即実相(しょうじそくじっそう)、文字即涅槃(もじそくねはん)」の世界を実現する基礎となる

ここまでの引用を読み解けば、言霊五十音図を構成している「母音、半母音、父韻、子音、親音」の一つ一つが、原子構造を構成している「陽子、中性子、電子、中間子」と同定できないわけがありません。

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なお「親音」の解釈については、『言霊開眼』の5頁に次のように記述されています。

母音(アオウエ)は陽子であり・半母音(ワヲウヱ)は中性子であり、父韻(チキミヒリニイシ)は電子であり、親音(イヰ)は中間子である

親音は、量子論における陽子と中性子を膠着させる中間子のように、母音・半母音、さらには父韻を結びつける「親(祖:おや)」としての働きを行うと記述されています。

・・・とはいえ、もちろん、これはあくまで量子論と言霊論が類比的であるという前提のお話です。


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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】

◎立命館大学 産業社会学部卒
 1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
 以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
 1990年、株式会社 JCN研究所を設立
 1993年、株式会社CSK関連会社 
 日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
 マーケティング顧問契約を締結
 ※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
 1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
 コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
 2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。

◎<作成論文&レポート>:
 ・「マトリックス・マネージメント」
 ・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
 ・「コンピュータの中の日本語」
 ・「新・遺伝的アルゴリズム論」
 ・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
 ・「人間と夢」 等

◎<開発システム>
 ・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
  JCN<愛(ai)>
 ・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
 ・TAO時計装置

◎<出願特許>
 ・「カナ漢字自動置換システム」
 ・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
 ・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
   計測表示できるTAO時計装置」
 ・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
 ・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
 ・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等

◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
 「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等



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